久々に、昔使っていたエフェクターを引っぱり出してきた。BOSSのOD-2である。若い頃はとても貧乏だったので、エフェクターもあまり色々買えなかった。あとは確かフランジャーがあった気がするが、ちょっと見当たらない。このOD-2は既に製造中止の様で、OD-3がたぶん後継機だろう。今はネットで回路図も見ることができる。
http://www.freeinfosociety.com/electronics/schemview.php?id=162
オペアンプ(IC)は使わず、トランジスタやFETを使った、いわゆるフルディスクリート構成だということくらいは分かるが、それ以上は回路図が読めなくて詳しい動作は分からない。
せっかくなので中を開けてみた。裏ぶたを開けると、基板の裏側が見えるだけ。
基板のおもて面側には、結構な密度で部品が載っている。ビニールをかぶっている銀色のコンデンサはフィルムコンデンサだろうか。抵抗(4本帯の部品)はさすがに全部ローコストの(というか普通の)カーボン抵抗の様だ。
使ってみると、ボリューム(ポッド)を回すとガリが出るし、そのせいなのか、ジャックの接触が悪いのか、エフェクターのトレモロをかけてるみたいに音が自動的に(?)途切れて、それはそれで面白かったが、少し触っていたら治った。柔らかい、結構いい感じの歪みだと思う。TURBO Over Driveの名前の由来にもなっているターボスイッチというのが付いていて、ONにするとさらに歪みが深くなる。それもいい音ではあるけれど、あまりDRIVEをかけ過ぎると、ギターが何でも関係なくなってしまう。
今となっては、もうちょっと塗装がはげて金属部が見えていたりした方が、歴戦の勇士という感じでかっこよかったかも知れない。昔は練習の時の必需品だった。また時々使ってみよう。