新政権に「竜馬」は出るか???
日経平均が、昨年来高値を越えてスタートを切った新年・・・・昨年末、新政権の予算大綱決定から今年の景気予測を纏めたものを後述する。あえて(残念にも)民主党の政策に落胆し、その失望感とともに、それでも新政権に竜馬が洗われることを期待せざるを得ないのだが・・・。多少ダーテイで古い政治家でしかない小沢さんでもいい。堅物の若手?岡田さんでもいい。兎に角、当面の対策が前政権の延長戦ではない、中長期戦略と同時提案がなされなければ,国債増発予算は、勝ち組み頼みの景気回復にしかかならないし、短期的景気回復は、必ず崩壊すると予言しておきたい。日経平均はわずか3000社の勝ち組み景気指標であり、30000社の負け組み中小企業には、その恩恵(では無く主戦力)による本格回復とはいえない。年末ブログで記した銀行批判には、実態への驚きと声援等沢山ご連絡いただいたが、一方個別企業としてのご心配も頂戴した。幸いにもわが社にとっては、毒にも薬にもならない怒りでは有るが、これまでどおりの勝ち得た自由人として、直球勝負を現政権にいぞんでみるつもりである。本物であれば、確実に金融行政が変わるはずであり、中小企業支援法が有効となるはずだし、(助かる企業(仲間)が、増えるはずだし)政権が偽者であれば無視され、多くの必要とされる中小企業が今年中にも死んでいく事になるだろうと確信するのみである。趣味の領域と割り切って、今後ともその動きをご報告していきたい。以下長くなるが、景気は悪化すると予測する根拠を新予算編成への批判と落胆に込めながら、主張しておくこととしたい。今年はどんな年?「間違いなく勝負の年!」まずは、年末に決まった政府の新年度予算大綱をどのように評価するべきかの検討を始めれば、素人でも多少の景気予測は可能でしょうか?。残念ながら、最悪の予算編成と云う結論でしかなく、この落胆は早くも平成維新の崩壊をにおわせるものでしかないでしょう。予想した景気の2番底回避のための短期指標回復と参院選狙いの予算編成に終わってしまったといわざるを得ません。その評価の最大理由は、44兆にも上る国債発行を許容する世代付回し予算となったことの一点に尽きます。短期的には、已む無しであっても、中長期展望の全く見えないこの予算案は、我が中小企業陣営にも、多少の息継ぎを可能にするものとはなるのでしょうが、確実にもう一段底辺にある弱者サイドに主体を置くことで可能となる抜本的景気回復へは、向かわないでしょう。この予算では、優勝劣敗の中、相変わらず勝ち残りを賭けた戦いに勝利する以外には、生き残りへの道なしとなっていく基調はなんら変わりません。負け組同志の勝ち残りゲームにチャレンジする以外にはありません。「キリン」と「サントリー」という勝ち組大手すら、合併でより厳しい戦乱に備える時代です。我が保険業界も今年中に戦線を整理し終えることとなりました。一方我が中小企業群はどうでしょうか?昨年12月から、例の「モラトリアム法・中小企業支援法」が施行されています。しかしこれとて、勝ち組への細くて遠い道でしかなく、そんなものを利用できる企業は、それなりのノウハウを持つ勝ち組予備(企業)軍のものでしかありません。(まず法律の意味が理解できはしないでしょう。または法の権利を享受する難しさが理解できないでしょう。)今年も昨年に増して大量の零細企業倒産が続出するはずです。しかし彼らも見せかけの景気回復で、いつしか少数派として忘れられてしまいます。但しこの事は大企業サラリーマン層においても同様の厳しい勝ち残りゲームを加速させることとなるはずです。合併などは、その為の前哨戦としての企業としての効率化と勝ち残り以外には、その意義はありえない訳ですから・・・。(リストラの嵐がやがて訪れること必定であることは覚悟しておくべきでしょう)国債の大量発行は、まず金融機関や機関投資家を圧倒的に有利にする(利ざや稼ぎ)戦略と前回ブログにおいて指摘して置きました。そのおこぼれを多少とも取れるのも、所詮勝ち組とその予備軍でしかありません。プライマリーバランスを悪化させるばかりの国債増発による景気回復が、「自転車操業とバブル構築への道」意外の何者でもない事は火を見るより明らかな算数経済原則です。日本には、個人資産が豊富だから国債増発を恐れる必要なしとする政治家や評論家も多いようですが、果たして、その個人資産を所有する勝ち組側の所有物が、国債の担保(拠出)たりうるはずもありません。勝ち組み個人資産は、どこまで行こうが勝ち組みのものであり、国家へ供出される事などありえないのです。国家の危機においてもその資産は彼らの保身のためにしか活用される事などありえません。国債のほとんどは、国民の預金を預かり、貸し出しには廻らず、銀行が買い上げる仕組みです。国債発行による景気対策は、大企業(特に金融機関)を有利に生き延びさせる事によって、中小企業へおこぼれを恵んでいくという経済対策でしかなく、以前も今後も金融機関は確実に生き残っていくことが可能となる金融資本主義構造の延長線上にあるはずです。その意味では国債の増発は(金融資本主義を脱しきれない)対米追随経済の継続であり、なんら経済的維新を意味するものではありえません。(米軍駐留が決してなくなることが無い事と同意語です。)「平成維新」は、大きな痛みをともに味わう覚悟を少なくとも2-3年全国民に要求することを断行する以外には有り得ないでしょう。その兆候すら感じ得ない今回の予算編成は、事業仕分けが単なるパフォーマンスでしかなかった事となりました。(小沢さんも菅さんも、今回の政権交代は無血革命であると力説していますが、言葉は一致すれど経済対策は素人または無力でしかないという事となりました?)要は鳩山家の資産が国民に還元されていくことと同次元にそれは理由の如何を問わず肯定し、強者に厳しく、どこまでも弱者へ資金シフトする強制措置が盛り込まれる予算作りの方向が必要であったのです。その発想は残念にも全滅し、国債の利払いだけでも、20兆円越えのまま膨らみ続ける経済対策の恐怖は、「2世代型」返済不能サラ金地獄への道へと繋がる事を選ぶことになりそうです。国民の選択もそれで良しとしてしまいました。今年は大丈夫でしょう。来年も大丈夫かもしれません。しかしこのままの政治では、10年を待たずして、確実に経済破綻と大恐慌を発生させることとなります。そして最も怖い現実は、次世代には、その敗戦処理をするだけの、経験や気力が育成されて居ないことを恐れるべきでしょう。平和と反映の中で育つ現代の若者や、孫世代にその能力を与えるべき教育すら荒廃の一途をたどっている政治状況が今後とも続く訳ですから・・・。年度末にはモラトリアム法の壁を越えられない中小企業の倒産が続出していく事になりそうです。銀行では、その為(損失を受けない為の)準備万端の壁を強固に打ち立てていることなど零細企業には、気付けるは図もありません。救済的法施行であっても、それを理解し、突破する為にはそれを理解する為のコストとノウハウが必要であり、それを習得し得ない零細企業とその従業員屋家族にとって、3月にも(その利用形態の優劣によって)次ぎの勝敗が決まることとなるでしょう。年越し派遣村も公営化的に設置されました。しかし本当の弱者は、それを利用するノウハウも無く、釜ゲ崎や山谷の路上で寒い冬を越したはずです。(800人程度が東京村で勝ち残り組みとして越冬したにすぎません)本当の弱者は、そんな行政の狭間に埋もれていくでしょう。彼らの実情は、世論とはなりえない(参政権すら放棄する)側で静かに潜まざるを得ない現実が放置されていきます。何とか、まず生き残る側(勝ち組み)に踏ん張り、本来の政治の正義に期待し、真の維新の志士の登場に期待したいものです。それが小沢さんであれば、その日も近いのでしょうが、無理な願いでしょう。岡田さんあたりまでは期待薄かも知れません。(それでも無理でしょうか?)暗すぎる、新年予測となりましたが、この状況を察知し、それぞれが、それぞれの価値観に基づき、それなりに備えるためには、一人でも多くの人が現実をしっかりと見極め、次世代への付回し政策に対する政治的是非を考え、まず自らのたたずまいを確立するべき年としたいものです。この調子で自分達の立ち居地は一年続くものかどうか?孫や子の時代はどうか?厳しく自らの立ち居地も理解しながら、「独り言」を書き続けられる一年となりますように!!今年は、日本にとっても、「エイジ」にとっても「勝負の年」でなければなりません。「2010年」が歴史の曲がり角であったといえるかどうか・・「問われる年」でなければならない最後のチャンスでは有るのでしょうが・・・・・。