Vayu~プレミアムな風~

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飯野賢治&WARP展


技術は、いつか古くなる。
だったら、作品の中に何を込めようか。


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セガ・サターン。
17年前の名作ゲーム、エネミー・ゼロも、リアルサウンドも、Dの食卓。
今プレイするととても古臭く、つまらなかった。

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17年ぶりにプレイした当時の最先端。

当時は、興奮したし、斬新さに驚いたし、感動もした。

「こんな世界を表現できるんだ。と」

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でも、時は流れた。
グラフィックやシステムの技術は進歩した。
そして、自分も様々なゲームの進歩を味わった。


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当時 大興奮した幻想の中で接した、今の現実。

最先端の永遠なんてない。

クリエイターとは、
アーティストとは
時代時代の最良の表現方法で作品を作っているだけなのだろう。


まずは根っこの部分にある哲学、信念があって、それらの部分は不変で、
たまたまそこに絵があったから、
彫刻があったから、
音楽があったから、
ゲームがあったから。

時代的偶然で、そのツールが何だったかということだけだと思う。


大切なのは、そのツールが何かではなくて、まず自分の内側で何を現すかだと思う。

それをどの鏡に映すかは、問題ではない。
映したいもの、根っこの部分がしっかりしていれば、後は何に映しても問題ではない。



今は「つまらない・古臭い」と感じた当時のテレビゲーム。
しかし、クリエイター自身の感情や哲学が画面・音楽・コントローラーから伝わってきた。

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技術は、どうせいつか古くなる。
だったら、技術を超えた 生き続ける魂を込めるべきかもしれない。


彼自身は、死後 まだこの作品に生きている。


ゲームアーティスト、故・飯野賢治。




鏡を全く見ない
自分の視点だけの日々

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数日間、鏡を見ない日々が続いた。

ネットもないので、別にFacebookも見ない。自分の主観的な、一人称の視線だけでものを見る日々が続いた。

インドのアシュラムに一週間ほど滞在した時だった。(そのアシュラムの感想は置いておいて…)



自分が人からどう見えているか、気しない日々。


髪型、表情、服装。


人にとって「どうだ。」という基準をあまり設けない日々。


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よく日本では、
「自分の感覚」と「他人の目」を天秤にかけて葛藤する時もある。


鏡を見ながら
「これ、変じゃないかな?」と。



数日でいいから、鏡を全く見ない。人からどう映るかを気にしない、確認しない日があるのもいいと思う。


それでいかに「自分が快適か、気持ち良い自分でいるか」を考えて生活してみる。
社会での…から「自分」の場所に帰れる瞬間。



その間、自分の顔さえも忘れてしまうかもしれなかった。

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脇に止めてある車の窓ガラスに映る自分。
1週間ぶりに自分を見た。



思いのほか、とても笑顔が素敵な人が映った(^-^)











ゲームと旅の難易度設定は似てる。
どちらもゲームバランス設定が難しい…。

ハードか、ノーマルか、
もしくはイージーか…。


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前の記事でも書いたが、旅での快適さと不便さの調整って難しい。



これって、ゲームの難易度設定・バランス設定て言えなくもない。




簡単すぎても手応えなくてつまらないし、難しすぎても辛くてつまらなくなる。


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旅での難易度って、国によって違うし、高級ホテルに泊まるか?ツアーを予め組んでおくか?ガイドをつけるか?(それも日本語ガイドか?)
と、自分で街を選んだり、泊まる宿である程度設定できる。

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ある程度、EASYモードで行くこともできるし、自分次第でHARDモードを選択することもできる。
ガイドブックという、攻略本もあったりする。

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どちらが良いということはない。



自分がどのモードで、どんな設定で、旅に臨むか。
そのゲームバランス次第で、旅自体が、感じる国が 場所が 人が 変化する。





同じ場所に行ったとしても、その時々で、その人によってで 、それは全然違う場所。
なぜなら、みんな違うテーマを持ち、違うゲームをしているからだろう。


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その旅は、ゲーマーが求める骨太のものか、ライトユーザーも楽しめる間口の広いものか?


どういうゲーム / 旅をしたいのか??

  


観光地を満喫するか。
裏路地へ行き、現地の人々の生活を見るか。など。


そう、みんなクリエイターなんだね。
旅だろうと、ゲームだろうと、そして普段の一日も。

皆それぞれが、自分の時間と空間を使い、
絶妙なゲームバランスの調整次第で、名作と呼ばれるものを作り出す「クリエイター」なのかもしれない。




ちなみに自分の難易度設定は、ミディアムレアです。



GTR
(Game To Real.)

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自分が旅に出たいと思ったきっかけを辿ってみると、小学生の時にやったファミコンのドラゴンクエストⅢだ。

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小学校低学年で初めてやったファミコンソフトだった。
世界の知識も情報もない中、テレビの中と自分の脳内に広がる「世界」に魅せられた。

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ドラゴンクエストⅢの中の世界(表の世界の方)は、実際の世界地図に対応している。

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現世界の日本は、ゲームの中ではジパングでヒミコ様がいる。
インドと思われる場所には、ダーマの神殿があった。




旅をして、新たな街へ行く、見たことのない風景が現れる。
街の人に聞く、宿屋を探す、街を歩く。
そして、また次の街を目指す。。。

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そんなゲームの世界の憧れと、現実をリンクさせたかった。
自分で冒険を、「ドラクエ」をしたかった。




ゲームをきっかけとして、内に篭るのではなくて、リアルにつながる事を多いにあると思う。



ちなみに、自分が 新しい仕事の前にインドに行くのは、きっとインドにダーマの神殿があるからだろう。
…と推測します。




Hampi
ハンピ

…沈没とは何か?



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自然と便利を備えた観光街。

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街は密集していて、そんなにうるさくなく、ご飯は様々なバリエーションがあっておいしい。

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…沈没。



それは、旅行者が、バックパッカーが観光を放棄して、一つの街に長居してしまうことをいうらしい。



まさにハンピは、沈没スポットかもしれない。



決まったスペシャルな、「これっ!」
ていう観光スポットがないからだろうか?


特に何もしない日が続く。
特に不安がない日が続く。
決まった目的もなく、過ごす。


あっという間に、日が落ちて、あっという間に何日か経つ。


特に不便はしない。

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Q.沈没ってなんだろうか?
あまり詳しくないが、考えてみたい。


明日を心配せず、
ただひたすら
変わらない日常を楽しむ。
ってことだろうか?

これは、もしかしたら人間生活の理想系なのか?


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でも、同時に人(自分)はそこに罪悪感を憶える。
「うん?これでいいのか?」と。


自分は
「非日常」が、「日常」になった時に 旅は終わると思う。




だが、結局、
旅での安泰感を求めるのは、
本国で実生活への不安から来るものかもしれない。



であれば、「沈没」も ひと時の幻想にすぎない。




海底深くに、自分を隠すための。



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結局、ハンピには6日も居てしまったが…。。。











Solapour
シュナプール
という街。



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不便なピュアな街。
特に見所はない。

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ガイドブックにも載っていない、ネットで調べても情報がない。

アウランガーバードからハンピ行く電車の乗り換え為に行った。

英語を喋れる人がいない。
ホテルが少ない。
宿を見つけても、外国人だと断られる。

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ようやく泊まれる宿を見つけたが、高級ホテルしかなかった。


不便な街だと感じた。


でも、逆にピュアな街とも感じた。


観光客から、お金を引き出そうという考えがない。

道にいる人は、純粋に歓迎してくれる。
カモではなく、人として見られている。

握手を求められたりする。



インドではない場所にいるようだ。



インドと一括りに言っても、様々な地。
インド人といっても、人それぞれ。

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便利、快適と相反するものに癒される瞬間もあった。




インド西部にある石窟、アジャンター。
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岩を掘り進めて作られた窟の中に、仏像の数々。


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しかし、完成して間も無く1500年もの間、放棄された存在を忘れ去られる。




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窟の一体の仏像と目があった。

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思わず涙が出て、気がついたら号泣していた。



灼熱の中、いつできるかわからない中、黙々とノミとトンカチで掘り続ける。
来る日も来る日も同じ作業。
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その苦難があった。でも、こうやって自分はこちら側から仏像を拝んでいる。
見つめている。

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長い時を経ても生き続けていた、そしてこれからも続くだろう。


作成の苦難が報われる。

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その邂逅の瞬間だった。




聖地探求の旅。


自分のそれは、

まさに
「めがね、めがね、めがね」状態。


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つまり、自分の聖地は、自分だ。
みんなのそれぞれが聖地にいる。


聖地下暗し!


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インドのティルヴァンナマライという聖地にいた。

聖地を探し求めていた。

自分よりも輝くものを。


だけど、聖地という崇高な場所に行くことで、自分を見つけたかっただけなんだ。
「聖地を探していた」「目指した」事は、自分の中の聖なる部分へのアクセスだった。


みんな それぞれが聖なるもので、自分という大切な聖地なんだ。

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そう思って、目の前のインドの雑踏を見渡すと、とても愛おしい 輝く風景がある。





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交番へ行く。

「私を探しているのですが、どこにあるかわかります?」



すぐに教えてくれるだろう。



朝の通勤ラッシュの中、大きなバックパックを担いだ自分…。

みんな、それぞれの道を行く。

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インドへの出発。
空港へ向かう途中。


会社へ行っていたほぼ同じ時間と同じルート。

違うのは、格好が
スーツとアウトドアな服装か
ビジネスカバンと大きなバックパックか。。。

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行き先が
会社 か インドか、
仕事か旅か。




自分が通勤ラッシュの電車の中、
人と意識の大きな河の中での、異物感。



…思った。



「自分はインドへ行く。
そして、ある人は会社へ行く。
それだけなんだ。」

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みんな自分の道を歩く。
みんな、それぞれ自分という役割・人生を生きている。
その部分では、みんな同じなんだ。




ただ それぞれ、行き先が目的が違うだけ。





人は同じでありながら、そして異なっていて、だけれども、結局は同じなのかもしれない。



それぞれが、それぞれ自分自身の道を歩いている。
みんな自分の人生を一生懸命に生きているんだと感じた、朝の東京の満員電車。




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田町、有楽町、御徒町…
自分が通ってきた駅。

そこで降り、会社へ出勤していくであろう人々を見送る。

そして、我 日暮里まで、いざインドへと行かんとす…。


























いよいよ明日から旅立つ。

4回目のインド。


今回もなんだかんだで、インドに行くことになった。




しかし、ジェットコースターが上っている時。

スカイダイビング前のヘリの中の時ような、憂鬱感。


「あー、順番来ちゃった」




みたいな。





なんでだろうか?






インドへ行くことって、自分にとっては一旦の「死」に感じる時がある。





今までの生活、価値観、そういったものを手放す・・・手放さざるを得ない旅。


それは、日常生活への一旦の「死」なんだろうな。




だから、毎日が愛おしい。新鮮。素直に感謝できる。




でも、この日常を手放すことが


自分の望みでもあり、

自分の憂鬱でもある。






大きな2つの力が入り混じった


・・・この、出発前夜。