長らく民間の立場で障がいのある方の就職・転職をお手伝いしてきました。

就職支援に関しての福祉や行政と民間の大きな違いは「お金の流れ」と思います。それぞれ簡単にご説明します。

●ハローワークの専門援助窓口
障がいのある方が求人を探す第一の窓口は、公共職業安定所(ハローワーク)の専門援助窓口です。公的機関ですから税金で賄われています。原則、平日8:30~17:15の利用時間のなかで、担当の職員が対応してくれます(予約制)。

●NPO、社会福祉法人など
急激に増えている就労支援事業では、民間企業、NPO、社会福祉法人などのさまざまな法人が就労支援事業を行っていますが、障害福祉サービス費用は国と地方自治体が負担しています。

●民間の人材紹介会社
民間はというと、就労支援事業では助成を受けますが、有料職業紹介ではご紹介した人材が紹介先の企業に入社してから、成功報酬として紹介手数料を企業に対して請求します。
 

企業からはよい人材が採用できたと喜んでもらい、求職者からも希望の会社に入社できたと喜んでもらわなければなりません。そのためには、その企業の求人条件に最も相応しい求職者を探し、求人を案内し、応募してもらわなければなりません。求人の案内前にはさまざまな視点からの慎重なマッチングが行われているのです。

企業の求人ごとに必要なスキルと経験を応募者が備えているかだけでなく、その職場で長期に勤務するにあたっての支障がないかを仔細に検討し、この求人であれば活躍できると確認してからご案内するのです。企業と求職者の双方を担当しているコンサルタントで、豊富な経験を持っていれば、その企業の社風と求人内容に合うか合わないかを瞬時に判断できます。


さらに発達障がいのある方であれば、ご本人の特性や欲しい配慮なども職場とのマッチングでの大きな条件です。職場環境への適性、本人の希望する配慮に職場としてどの程度対応できるかということが大事です。

そして、上司との相性は欠かせません。その職場に発達障がいのある方が加わったことをイメージして物事を考えます。特にその障がいのある方がその職場に入ったときに、周囲からどのように理解され、どのように活躍できるか、想像力を駆使して考えます。マッチングしてから提出する書類の通過率の高さが、プロフェッショナルたる所以です。またベストマッチングにより就業先での活躍につながります。

どの支援機関が向いているかは、おひとりお一人異なると思いますが、民間の立場から、企業で活躍したいと願う皆さんを応援していきたいと思います。

一般企業での活躍を目指し、常に努力する皆さんを応援しています。

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