これから就職を目指す高校生とその保護者の方々、そして進路指導の先生と、特例子会社の見学に行ってきました。
特例子会社というと清掃などの作業系の業務をメインとする職場が多い中、初めて大勢の人が働く事務系の職場を見て、「これが、ザ・会社ですね」という感想も聞こえました。就業開始して５年程度経っている社員の方が多いそうで、皆鮮やかな手つきでどんどん仕事をこなしていきます。見学者全員が「レベルが高いですね～」と感心することしきり。保護者の方は「皆さん、最初からこんなによくできたのですか？」という質問をされていました。
陸上部に所属する高校生は、世界大会に出場経験のある社員にいろいろ質問したくてドキドキしている様子でした。私も1日の練習時間や競技のタイムなど質問しました。さすが、そのタイムの速さに皆驚いたり、次の大会はエクアドルと聞いて、目を丸くしました。お仕事をしながら、好きな陸上を続けられる環境があれば最高ですね。
高校生の方々は毎年私が卒業式に参列させていただく高校の３年生で、来春の就職を目指しています。ちょっとしたご縁ですが、就職を目指す方々のために情報を提供したり、見学にお誘いしたり、その方にとって役立つような研修やプログラムなどもご紹介しています。普段さまざまな親の会などで活動される保護者の方々とも交流する機会がありますが、やはり就職となると情報は十分ではないようです。親の会で活動する保護者の方も情報がないと感じておられるのですから、親の会に所属しないご家庭はさらに情報不足に悩むことになります。就職活動は早めにスタートする必要がありますので、思いついたときに何でも相談していただければと思います。
発達障がいのある方々の就労が進み、なおかつ安心して活躍できることを願っています。
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