娘とパンプスを買いに行き、靴屋を出て、

こんな靴屋さんって ある? 涙でした。。。えーん

 

娘と、大学の入学式準備のため、スーツや靴の準備をしている中、なかなか娘の足にあうパンプスが見つからず、

履いてみると、どこかが痛い。

あ~、これは歩けなくなる感じだね。ということで、買わず、

二人で何日も、何軒も探し回ったけどない。

 

娘は足が大きくて、26センチ。

大きいサイズがおいてありそうな靴屋さんに行って試してみても、どうしてもどこかがあたり、痛い。

「うちでは、これ以上の靴はないですね。。。」と言われ続け、

もう、市販のものでは履けるパンプスは無いんじゃないか、と半ば諦め、ネットで探すか、オーダーかと検索していたところ、

 

お。池袋に大きい足用の靴を扱っているお店がある、行ってみよう、と。

オーダーもやっているお店。

 

サイズが大きいから、その足に合う靴を探していることを伝えると

 

パッと見、「足、大きくないですよ、幅も細いですよ。」と言われた。。。

 

シューフィッターさんが娘の足を見て、試しに履いた感じを手で触って確認してくれて。。。

実際に測ってみると、24.5センチ!

 

え? そうなの? と娘とびっくり!

そして、娘の足の特徴をホントに丁寧に教えてくれて、

そこで分かったのは、日本の標準規格の形ではないこと。

足の形を真上から見ると、親指から小指にかけてが45度近く下がるような、まるでひし形の一辺のような縁取りの足。

それは日本人の標準的な形とは違うらしく、どちらかというとイタリアの靴型が合うのだそう。

だから、どれだけ市販の靴を探してもフィットしないし、そもそも、足のサイズが大きいという思い込みから間違っていた💦

また足首が体全体のバランスからみて、少し内側に入っているため、

ここに力が入り、どこに支障が来て、こういう歩き方になるから、とドンピシャな説明に超納得。

 

 

そこで、お勧めの靴を娘が試履きをし、中敷きで微調整するも、どこかが痛いくて、履き心地がイマイチ。

どれかはくるぶしにあたったり、どれかはつま先が痛かったり、どれかは足の甲が痛かったり。。。

私は心の中で、ちょっとくらいは仕方ないんじゃないかなと、思ったり。。。

 

シューフィッターさんは、「分かりました、ちょっと待っててください。」

 

と言って、店を出て、ほどなくして戻ってくると

 

「となりに靴屋さんがあるんです」と。

そう。いろんなところでよく見かける靴量販店。

「僕が一緒に行きますから、そこでクッション性のあるものをまず選びましょう。

うちの靴にお金をかけてどこか痛いのは、お金がもったいないから、それならひとまず入学式に履ける靴を探しましょう。」と。

 

え~!? オーダーの靴屋さんが自分とこのを勧めず、量販店のを勧めるのか?!

とびっくりするも、

 

言われるがままに、お隣の量販店の靴屋に。

シューフィッターさんは、既に、その靴屋さんとは交渉済みで、こういう靴を出してほしいと店員に言い、

試履きをして、履き心地をチェックして、娘がこれなら痛みが少ないという靴を買い、

それを持って、再びシューフィッターさんの靴屋へ戻り、中敷きの調整。

親指の痛みを無くすと、今度は、薬指に少し痛みを感じ、そういうチェックを繰り返しながら、

シューフィッターさんは中敷きを取り出しては、また調整。

 

私としては、スニーカーからパンプスを初めて履くから、履き慣れなくてどこかは痛いのはしょうがないんじゃないかな、と思っていて、

きっと、靴屋さんもどこかで、そう言って、そんなものだと収まるんじゃないかな、と考えていました。

私も、靴ズレしたりして履いてきましたから(笑)

 

でも、シューフィッターさんは、「ここが痛いということは、ここがこうかな」と言いながら、恐らくコンマいくつの単位で中敷きを調整しているのだと思います。

 

そして。。。なんと、「え? わっ!! 全然どこも痛くない!」と娘が。

「すごい! どこも痛くない!」

と。

 

ホントに歩きやすそうに、さっそうと歩くのです☆

 

わ~、すごい、この人。プロなんだ! と感動。

 

靴屋さんは、「本当は、セミオーダーの靴を勧めたいけど、それだと入学式には間に合いません。だから、今回はその式典で履けることを優先に考えての靴です。

普段から履いてしまうと、素材が合皮で柔らかい分、型崩れして体にはよくない歩き方になってしまいますから、常時履くものとしてはお勧めしません。

普段は自分の足にあうスニーカーを履くとよいですよ。」と。

 

どんなにお店お勧めの靴があっても、履いてみてフィッターさんも納得しない限り、買わせようとはしない。

「これは買わないほうがいいですね」と。

なんというか、ホントにお客さんの思いを大事にしてくれる靴屋さんなんだなと、感動でした。

 

また、女の子が初めてパンプスを履く、というそのことを大切にしてくださったのだろう、と思い、

絶対に痛みのないようにとことん調整をしてくれる。

 

量販店の安い靴だけど、あのシューフィッターさんが整えてくれたと思うと、とても価値ある靴で、

ホントに、履ける靴ができたことが嬉しくて。

シューフィッターさんも、「他社の製品の調整は初めてですけど、やれるものですね。」(笑)と。

やってあげましたよ~な感じがどこにもなくて、またそれが嬉しくて。

 

その真心に触れて、お店を出た時には、

私は、「なんかお母さん、涙でちゃうんだけど」と言ったら、

娘も「わたしも。。。」と

池袋の横断歩道を渡りながら、二人で笑って涙。

娘が、「心が浄化される感じがして、あ~いうのを、おもてなし、っていうんだね」と。

 

「ホント、そうだね。」と話し、

 

「靴屋さんは、あそこに行って、あのシューフィッターさんにお願いして靴を作ろう!」

なんて話して、

あの人にお願いしたい、と思う人に会えた素敵な靴屋さんでした。

 

そして、次回、自分の足に合う靴を作りに行きます。

 

楽しみ~サンダルキラキラ