小説3冊。
小説なので内容をまとめたりはせず、ただただこの本を読んだというメモです。
3冊とも面白かったし読後感が良かったのでオススメ。
水色はネタバレ。


『六人の嘘つきな大学生』
どんな人もいい面と悪い面をもっている。
いい人でも悪いと思えば悪い人に見える。
文章は読みやすいし、読後感は良かった。
ちょっと湊かなえ風。
個人的には、矢代さんがキャバクラでバイトしてたことは全然マイナスではないだろうと思ったのと、最後の波多野くんの封筒は「?」となり、なくてもよかったんじゃないかな〜と思った。
半分くらいで物語が終わったと思ったらどんでん返しで、蔦さんと一緒にびっくりし、犯人探し開始!最後はなんせ袴田くんと森久保くんがいい人だったエピソードが良かった。

『成瀬は信じた道をいく』
第一作目の『成瀬は天下をとりにいく』もそうだったけど、なんせ成瀬が魅力的キラキラ
読んでいて楽しいし、人間そんなんでもいいんだと力が抜ける、明日が明るくなるお話。
文章が読みやすく、面白い。
有川浩のような、ライトノベル的な感じ。
これは結構前に読み終わったので詳しくは覚えてなかったけど、一般的にクレーマーで自分は関わりたくない人種の人が、成瀬の手にかかればいい人になっていく様子が良かった。成瀬はけっこう変わり者だけど、相手に対して敵意をもたないところがすごいし、こんな友達がほしいorこんな人間になりたいと思った。

『籠の中のふたり』
これはだいぶ前に読んだので、実はほとんど内容を覚えてないのだが、読後感がとてもよかったのは覚えている。
最後は、感動的な映画を見終わったような、良かったなぁ〜という気持ちになった。
ホントにかなりのあらすじしか覚えてないけど、人にはオススメしたい本。