海外行きのチケットは〜、あんまり早すぎる時期に買ってはいけない、ということなのでしょうねぇ〜。いえ、一年も前に、一年後の体調のことを全く考えず、それも、払い戻しできないからそのお値段というのを、買ってしまって、1年後の冬になって、あわてふためく〜、そんなお馬鹿さんがどこかにいたものですから…。いつまでも若くない、ということ…、いえ、若くても、猪突猛進だけでは、あきまへん〜、ということなのでしょうね。相変わらずです。まぁ、こうして半分笑い話にできるのも、千円のキャンセル保険のおかげで、大半は戻してもらえることになったのと、それから、いつもの体調不良のはずが、期間も程度も想定を超えてやってきて右往左往のかぎりを尽くした体調が、ここにきて、やっとどうにか復調の波にかわってくれたからでしょうかねぇ。


それにしても。そのまま行ってきたらば、今ごろアルプスに程近いどこかの、スキー場で、慣れないボードに載せられて、それとも、ほとんど初心者に近いスキーを履いては、目の前の急斜面にたじろぎ、ほとんどの斜面をお尻で滑っていたのでしょうかねぇ。ともあれ。しかし。復調してくると、げんきんなもので、無理しても行っていれば良かったかもしれぬ、などと、また、懐具合の大寒波を忘れて、そんな調子のいいことを、考えてもみてしまうのですから、ひとは、ほんと、どうにもこうにも、こまった生き物なのですねぇ。向こうの友人のひとりが、なんとか、息子たちが小学校をおえるまでに、来てくれないかなぁ〜の、約束⁈を、今なら、かろうじて一年遅刻くらいにできたのだけれどなぁ〜。それもまた、縁。なのでしょうねぇ。それにしても。やっぱり残念でしたねぇ。


それにしても。揺れるたびにおもいます。理不尽と、さだめのようなことを。でも、そんな達観などしたくもない、かなしさややるせなさが、そこここにやってきていて。ことばの無力を思いますねぇ。それから、もうひとつ。どーして、揺れるのはいつも、1がふたつならぶ日取りなのですか?たまたまですか?そして、こんどのは、あろうことか、元旦だなんて。わざわざそこに一家が集まったひとと、正月を前に、若い人の住む街にでていて難を逃れたひとと…。それを、さだめのひとことで、片付けるのは、あまりにやるせないと思うけれども、それでも、それが現実と言われたら…。返すことばを失うばかりですねぇ。ともあれ。ほんとは、毎日の一秒一秒に、そんなのと変わらぬ、運があって、ひとは、気づかずに、生かさせている、のだけれど、こんな大きな被害があって初めて、そういう根源的なことに気付かされるのでしょうねぇ。


とはいえ。脳の中の、アドレナリンだかセロトニンだか、なにかが、意思とは全く違う次元のところで、出たり止まったり、そんなこんなで、生きてるエネルギーを、与えられたり奪われたり、これとても、運命なのだと、言うのでしょうかねぇ。これも、一病息災だと。マイナスのときは、何を言われても、どーしもこーにもならないのです。当たり前すぎることを、言われれば言われるほどに深く、沈むし、それができない自分が情けなく、起きてるのが、しいては、いきてるのがつらいとかどーとかなどと思ってしまうわけです。マイナスに掛けて、唯一プラスを生み出せるのは、マイナスしかないわけで。プラスな言葉、勇気の出るなんとかとか、エトセトラ、元気な人が口にする言葉は、それらがプラスであればあるほど、マイナスの方は、打ちひしがれる。短調の音楽、それに、苦しみながら描かれた絵画、あるいは、どーしようもなく暗い映画…。不思議とそういう中に、ふと快復を手助けしてくれる作品があたり、するのですが。その都度、その当人さえ。なにが癒しとなってくれるのかがわからないから、右往左往。動かぬ低調と過ぎない時間の中で、潰れそうな中に居るわけです。そういうときに、もっと辛い人がいるからなどと言われようものなら、何をできない自分を、責めて余計に苦しくなる…。ところが。時期が過ぎて、ふとした拍子に、ながいトンネルを抜けた途端。あれ?大丈夫じゃん、なんとかなるじゃん、お金よりどんな時間を送るかでしょ、海外だって行けるときにいっとかなきゃ⁈、なーんて、思い始めとる誰かさんが、いるのですからねぇ。困ったものですねぇ。


ともあれ。少しずつ良くなっています。お薬の効果もあるのでしょうか。このぶんだと、なんとかやっていかれそうです。いつだったか、四柱推命の本と格闘してたときに、ひとには、定住が向く星のひとと、流転の星をもつ人があるのだとか…。流転の変化を、もたらすために、かくもこんなかたちの変化が、見舞ってくるのだとしたら…。変化なら、もう少し、苦しくないかたちの変化のかたちでもって、やっていきたいものです…。そんなこんなを、切に願いながら、そして、震災の現場のたいへんさを、思うとやっぱりこころがいたくなる、大寒間近の小雪の舞う午后なのです…。どーして、いつも揺れる時は寒さの厳しいときなのでしょうか…。