ジャックさんがイメージしたというところに行ってきました。順目はじつによく伸びる。じつに楽しい。バンカーにしても出しがい寄せがいがじつにある。とてもいいコースでした。むずかしくないとゴルフ場ではないですからねぇ。どうしてでしょう。なんとなく立って、よし、これで届けばはいる!そう、時には声にも出して、構えて。パターの困ったことは、打つ瞬間が見えてしまうことですよねぇ。見えないくらいにあたまをうごかしちゃまずはいらないのだから…。みてるしかない。ベッドを出す。つまり手を、手を動かすためには、肩甲骨を、そして、それを、スムーズに動かすためには、おへそから。からだの芯、腹が据わるの、そのはやの部分、つまり、腹筋を意識して始動する。あとは、あのへんまでなら、このくらいというのは、これはもう直感と感覚です!バックバームするとき、歩測してからなげるイチローさんはいないでしょ、と思うのは、掌を組んだ時左手の親指がうえになる!わたしだからなのですが…。ともあれ、外角低めのコントロールは勘と勇気でしょ!、だから、しっかり打ったらぜったいはいる!といつも思ってうっています…。それでも、立つところが、完全なレベルで水平なんてことは、まずないですから、そのライに対してのまっすぐです。グリーンの傾斜に逆らわないでのまっすぐ。たぶん、これが案外てごわいのでしょうなぁ。だから、プロだって、3つ覚悟で勝負しなきゃのときもある。の、だろうなぁ〜と、勝手に想像しています。ともあれ、なぜ立てるか、なぜ自然に勘に任せて立ったら打てる場所にピタリとはまって立てるのか、我ながら実に不思議で仕方ないですけれど、それでも、打てるんですねぇ。フェードなら。つまりは、スライスラインなら。朝飯前に打って見たことないですが、それでも、スライス系のましてや登り、しっかり打ってもOKなときは、実にわくわくしますよねぇ。果たして。頭が止まって、ゆっくり打った姿勢のまま、しばらくしてから首だけ回してボールを見送る。これができてるときは、調子がいい。こころの中で、お〜きょうは(これが)できてるできてる〜。そう、内心もほくほく。で、ボールがいい回転でホールに向かって、さいごのひとのびで、コロンとカップに消えてくれるときの、あの爽快さ。といったら、ほかのどんな気持ちよさにもまさるのでは、そう思えるような嬉しさたのしさでありますねぇ。
短いのは、はて、どうするか。ちょうど立ったとき、視界のはじっこに、カップがみえる、あれがいちばんなやましい…。あたまをうごさせと、誘惑してくるんですよねぇ。目の端にいるカップの存在が…。おい、みてみて〜ってね。そうはさせじと、こころに言うんです。こうなりゃ、ふだんは、しっかり胸張って、そして腰の高さも無理なく自然に自分の身長のまま。ひざは曲げない。これが美しいし、なにより、これがいちばん距離感がでる。のだけれど、短いときはさにあらず。いまは、距離感などどーでもよく!要は入れるか入れないか。はいるかはいらないか、なんて思っちゃいけません!入るのではなく、入れるんです!ここまできて、神に頼んでどうなります?要はボールの回転。あとは初速と強さがすべてです。しっかりボールの面とボールの面を密着させる。こわいもんだから、は、と、さわるかさわらんかで、あ〜〜〜と、嘆く御仁のなんと多いことか。ショートパットほど、低い重心でどっしり立って!しっかりボールに対峙して。そして入るボールの転がりや、強さをしっかりイメージ。これ肝心。イメージできるボールはかならず打てます!から。ひっかかりそうで、外したら抜けそうで、びみょ〜〜なラインは。フック系なら、パターヘッドの先っぽで。スライスなのなら、ヘッドの根っこで。しっかり、カップの内側に!それでいて、まっすぐ内角低め、あるいは外角低めのギリギリに、しっかり入るように、つまり、カップの内側にボールの隅まで入るようなラインに立って、打つんです。絶対入る!そう確信しながら。これ大事です。ボールだってことば同様、気を、受けますから。たましいだってこもりますから。ね。それこそ、ほんまにめちゃくちゃ急な下り坂、どう見たって30センチでさえも、カップ一個、あるいてボール一個は切れるでしょ、って、そんなときには、その入ってくライン、ボールの通り道を想定して、きっかりな強さをイメージして打つ!。まぁ、これは、なによりセンスと度胸。スローカーブをなげるような、度胸と覚悟で打つよりほかありますまいねぇ。しかし、これが入ったときもまた、投げた瞬間、バッターの見送りとストライクのジャッジを、確信しきって、キャッチャーミットにおさまるよりずっと前に、ベンチに走り出してるときとおなじの、してやったりが、ありますねぇ。どうだ、見たか!ってね。
そんな具合に、いちだいちだに、壮大なロマンから、ささやかだけど、いっせいいちだいの覚悟や賭けが、それこそ、コースで打てる数だけあるのですから!〜。いっぱい打てるの、しあわせですよ〜。失敗がきたら、もいちど、あのわくわくを味わえるチャンスが、増えたんですよ〜。料金はかわらないのに!。こんないいこと、ほかにない!そう思うのに〜、ど〜して、あんなに焦って、なーんの準備もイメージも、ぜんぜんせぬまま、いまの失敗なかったことに3秒いないなら、取り消せるかというように、どーして、あんなに焦って打つのですかねぇ。みんな…。クラブだって、替えたら、いまの失敗が生かせるかもしれないし〜、もっと別の、球筋にだって、挑戦できるライにやってきたかもしれぬのに。待てば海路の〜って、こととは違えど、それでも、失敗の後こそ、じっくりですよ。ホームラン打たれて、カッとなって、安易にストライク取りに行ったら、またカツーンってやられるでしょ。いつでも、どこでも、初球が肝心。どの一打もぜーんぶ、強打者への初球、あるいは、ウイニングショット。打てる数だけ、そんなワクワクがあるスポーツ、ほかになかなかないですよ〜。もちろん、状況しだいでは、次への布石。それでも捨て駒だけはどこにもない。次にどこから。どんなボールを打つのか、しっかり考えるなら、木の下から次の一打にふさわしい場所への、一打がいかに大事で、どんな一打より、見どころもやり甲斐も大きいか。枝と枝の間を抜けたときの、あのやったあ感。ちょっと、いまのVTRみんなで観ようよ…そう言いたくなりそーな、一打があるのは木の下です。どーして、みんな、フェアウェイばかりよろこぶのですかねぇ。もったいないですねぇ。ましてや、ドライバーはバッグから抜いて、フェアウェイウッドまでやめてる御仁もあるほどで。いつも打つのは決まった7番ウッド一本で。あるいはユーティリティ。旗を狙って打つからバーディが来るんです。奥まで打つから、寄せがいのあるアプローチができるんです。あるいはバンカーが。よったときのあの爽快感。酔った時とはちがいますよ〜。
手前からパーでいいなんて、いったい誰が言い出したのでしょう。そも、ゴルフというものは、パーでいいのを、確認するスポーツとは違いませんか〜。くるまに72や36をつけたいきもちはめちゃくちゃわかる気がしないでもないですが…。それはそれ。バーディ狙って、アプローチだって、必死の集中で打つから寄るのであって。かっこよく、すずしく打ってよるわけないでしょ。プロたちの、あの、一打への集中、ピンをさす一打を打つときの、あの気魄と刺すような緊張感。あれを間近にしたことあれば、いい加減な、気持ちで打つのがいかに、無礼で失礼か。てきとーにうって、てきとーにパターして、いいスコアがでないお嘆く口あれば、はて、どうしてせいばいしたものか。なあ〜んで、いまのは冗談ですけど。ともあれ、かくも真剣に立って打つのがゴルフなんです。それでいて、打って仕舞えば、入るもなんとか入らぬものなんとか、なんですよ。なにより、打った瞬間わかるでしょ。芯で打てた、よし入ったって。すこーしでも、ひっかけたり、あるいは、こわくて開いたり、芯でないのの感覚あったら、わたしあかんたれ、そう、打った瞬間わかるもの。悔しさよりも、情けなさは、ありますねぇ。まぁ、自分にやさしく!をこころがけてるから、いつでも、1秒悔いたらすぐ忘れる!のですけどね〜。はい、つぎいってみよ〜〜って。そうそう、パーの話。はじめから、パーしか狙わぬスコアなんとか。ひたすら数字にひれ伏して、スコアだけを、自慢しているどこかのだれか。あーそーですか。それはそれはすごーおましたなぁ〜。そー言いたくなるのをぐっとこらえて、なるべく近寄らない!のがいちばんですねぇ。数字に負けてしまったひとというのは、どーしてあーも会話力から、人間力まで、どこを、どー切ってもおもしろみのひとつでてきませぬねぇ。なぜでしょね〜。いまさら、保育園のおりこうさんでもありますまいに〜。ゴルフはとにかく、ワンパットするスポーツなんです。谷越えショットに5球要したって天晴れではないですか〜。ボール以外の損失のないとこで、いったい何を、恐れるのでしょう。ゴルフだからこそ、何度でも挑戦できるのに。この頃いつもの池越え4番ミドルのティーショット。だいがい、4球打ちますなぇ。それでいて、たいてい、行ってみたなら、一球目がかろーじて、水切りいちばん、ギリギリに超えているんです。それも、右でしか打てないところに。仕方ないから、ピッチングがピーエスを裏返して、右打ちするのですけれど。前の前は見事成功。このまえはというと、見事にシャンク。池にぽちゃ〜ん。たのしくって、おもしろくって。コントみたいですねぇ、ゴルフも、人生も…。たぶんね。もちろん、打ち直しも、クラブ裏返して、右打ちリベンジですよ。前のときより、いいのに打てたら、これまた嬉しい!やったね。こーして腕は上がるんです。なあーんて、ともあれ。いろーんなライに、創意工夫で、いろーんな打ち方しているうちに、球筋も持ち玉も、球種だって、増えていく。だから、ねんねんおもろくなる。そーんなことを、おもってやると、いかよーにも、人の数だけ攻め方だつて、守り方だって、ホールホールで局面もかわるし。そーんな、駆け引き、やってたら、知恵は要るし、覚悟もふえるが、賢人にもちかづくーーーん〜と、ちゃいますかねぇ。100年やっても、まだやってないこと、でてくるのとちがうかなぁ。ですから、だから、パーいのちで、あかんたれな、小さくまとまるショットだけを、繰り返してるよな、そーんなひとはほっといて、もっと、いっぱいたのしいゴルフを見つけませんか。ものは観よう、考えようで。気持ちのもちよう、そんなこんなで、まだまだいーっぱいいいこと、すぐちかくにかくれてあるんとちがいますかねぇ。
ほんで、いつ行きましょか〜?夢のフェアウェイへは…。うちのコースにも是非いちど、来てみてほしいものですねぇ。また、お便りします。