確か、きのうがその方のお誕生日ではなかったかと....。子どもの頃なんどもなんども読んだ伝記の選手で、のちに監督もされた...。畳が何枚もが、ぼろぼろになるまで、毎晩毎晩、師のお宅の二階で、バットやかたなを降られて、あの打法を身に付けられたと読んだのがいまも、強く印象に残っています。あんまり振りすぎて、翌朝、顔を洗っても手でタオルをもてないほどだったという話とイラストが載っていました...。決して、体格や、身長の大きくはない方の、強さは、いったいどこからくるのでせうと、いつもおもいます。
10年前、ちょうどわたしが、よくない細胞の部位を摂ってもらったころに、もっともっと進んだ状態のところから、その後も、声をぎせいにしても、生還された方の....つよさになんど感心、尊敬、応援したことでせう。GWのあとのお薬での何クールかの治療の先は、ドクターともに、未知の世界だと言われていました...。ひとは、やまいやじこでなくなるのではなく、それぞれのじゅみょうでなくなるのだと、あたまではわかっても、いざ、知っている人、もっと生きていてほしい人、そんな方が、残りすくないかもしれない時間と闘っているのかもしれないとおもうと....。生きているだけで、どれほどありがたいかとこころから思うのですが、それまた、それは、わたしがそう思えて勇気をもらっているのであって、闘われているその方にとっては、そんな悠長な言葉さえも、つらく思わせてしまうかもと..。やっぱり、ことばのむずかしさ、でも同時に、かのうせいを祈ってしまいたくなります。
常に、いまここにいること、の、連続で、時間というものが流れていると、わかっていて、その瞬間瞬間に、喜怒哀楽や、いろいろな想いや、考えや、こうかいや、きぼうや、そんなつづき、つづきが、じんせいの流の中のそれぞれなのだと、わかってはいても。。。それは、先がとりあえず、今すぐではないだろうと、楽観的になれているときだからなので....あって...。だから、10年経って、ひとまず無事で居られることの重さと、ありがたさと、でも、そんなことどうしても考えられなかった時間も、途中には山のようにありましたし...。しあわせというのは、その最中にはなかなか気づけず、過ぎ去ってから、振り返ってみて、ああそうか、あのときはそうをだったのだと気づくものだと、何かで読んだことがあります。それでも、今のなかで、ささやかな楽しみや、しんぱいごとを忘れていられる時間のもてることを、祈ってしまいます。
大学に入ったら、今度こなそ勇気をだして、入りたいと言ってみようと思いついたとき、毎日くるしくてこころが閉塞する時間の多かった高校時代に、かすかにささえとなってくれたのでした。そして、果たして、そうしてはみたのですが。数ヶ月掛けて粘ってもインベインでした。でも、そのおかげといったら、いささかの語弊もありますが。それがあって、カリブの島での撮影と、9回完投の経験をさせてもらうことにつながったのでした。その前々年だったせうか。あるチームが女子の入団門戸を開けるというニュースを耳にしたとき、無知だった当時は、真剣に悩んだのでした。その想いを、恐れ多くも、冒頭で書いた方へ何枚かの便せんに想いをつづって送ったのでした。若さとは....なんとも、現実をわからない(ところがそれなのかもしれませんが...)恥ずかしいものも含むのですね。その方もこれを読んで下さっていたらなぁとおもうこともあります。やまいをすると、価値観はかわります。しかし、それは、いま、ひとまず大丈夫でいられるからこそ言えることでもあるのですよね。
同じ田舎でも、一度でも、故郷を離れて暮らしたことのある方とそうでないひととの、あの大きな開きは、ほんとにため息がやまないほど違う者ですね~。桃太郎が、金太郎が~鬼ヶ島や、熊さんとお相撲とったからこそ大人になれたのと同じ事なのですよね~。井の中が必ずしも悪いことばかりではないことも承知してはいるつもりですが....。それと~。いつかも書きましたが、地球の裏側でどんなにしあわせなひとがいても、そんなことに想いを馳せることもないのに、とにかく、見える範囲に、ほんの少しでも、(おそらく自身より)幸せそうにみえるひとへの、意地悪が、70越えても、増えることあれ、減ることのないのはほんにどうしてなのでせうねぇ。これはおんなのひとのことですが...。主語のないのは、いつも女の人ではない方々のことを書いているのは、前にもかいたとおりなのですが.....。小さい頃、父親や、お爺さんやあるいはそのほかの年長の男の人からのおおきな優しさをもらえたひととそうでないひとで.....そんなにもかわってしまうのでせうかねぇ。きんにくにももってうまれたたんくの大きさがあると聞きましたが、あいや思いやりにもそれがあてはまるのでせうかねぇ。ひとにやさしくできるというのは、ほんとうにほんとうに、ありがたく(=希有な)、感謝なことなのでせうね....。男の人にとっての母という存在の大きさときっと、おなじなように.....。