月をみるとホッとする。ひょっとしたら、そのうち願いが叶うかもしれない、とおもう。いつのころからだろう。気が付くと、そうだった。であえたから、きっと、これも、縁なんだ。そのたびごとに、その凛とした佇まいに、ホッとさせられ、そして、勇気をもらう。また、決して、明るすぎないけど、しっかりと庭の隅にまで届く、その明かりが、そっと、でも、確かなものの、証し…、そんな気がして…。
かつて。だれをえれぶかは、あなたしだい…。四柱を読むあるひとにそういわれて。そのときは、ただ、ひょっとして、それって、よりどりみどりってこと…??おろかにも、そして、浅はかにも、おきらくにも、そおんなことをおもったわたしだったが。でも、ひとは、知らず知らずに、大事な決断は、自然とそれと気付く前にしているものなのかもしれない。意識したときとは違う、もっと、別のときに…。気付いてそうするときは、もうすでに、何かが動き始めているのかもしれない。ともあれ。時の運と、流れと、ざんこくと、そしてほんのすこしのしあわせと、人生はいつも、それぞれがブレンドされてやってくる。
少し前。友のひとりと、訪れた、古民家カフェで。ふと、ひとつのアイテムに目が留まった。これまで、身につけるもの、つまり、アクセと言われるようなものに、そんな風に目がいったことはなかった。単に、美術館でなにかをみるのと同じ程度に、「ふ~ん。こんなのもあるのねぇ」とか、「きれいだなぁ~」などなど。単なる感想にすぎず、それを手にしようとおもったことなどなかったわたしが、ふと、なにをおもったか、その木でできた小さなワッカの佇まいに惹かれ…、観た瞬間に手にするとこころが決まって…。珍しいことがあるものだなぁ~。まるで、ひとごとみたいにおもっていたのだったが。どうやら、潜在意識は、もっと何かを知っていたのらしい。からだの不調を、ちょうどそれがぶつかるあたりに、ある不調が、自然に、そこにやさしく触れるなにかを求めていたのかしら。ともあれ。潜在意識が知っていること、それが。簡単にわかれば、苦労は、もうちょぴっとだけ、減るのですけどねぇ~。
ともあれ。すること、するべきこと、しなきゃいかんこと。それがあるというのは、きっととても、恵まれている。ただ、それを、どう並べて、自分のこころにどういう風にもっていくか。うまく、さぼって時間を満喫し、来るべきときが来たら、えいやぁ~って、やってつけて、そして、その時間さえも充実させて…。そんな風に、時の流れをうまく、やりくりできたなら…。きっと、残り時間は、がらっと、違った風景になるに違いない。どうして、もっと早く来なかったのだろう…。そうなれるといい。その前に。いまは、基盤を、かんじんのたいちょうを立て直すこと。それが、だいいちなのかもしれない。
toiunowokaitekara,nemutteshimaimasita