と、書いていたら…。朝早くから、おもてがやけにさがわしい。玄関が開いて、男の人の声。遠慮がちに、おはようさんを連呼している。どうせ、また、となりの、ちゃべちゃべ親父がなんか、話せる口実を見つけて、早朝から(言いがかりを)、言ってきたに違いない。うるさいなぁ~、もう。つまらんやつとは話はせんのじゃ!。なあんて、こころで叫んで、寝たふりを決め込んでいたらば、しばらくして、どうも、別の声もする。そのうち、どんどん声の数が増えてきて、「入りますよ~」という声までするではないか。「なんじゃ、!」。これは、どうもただ事ではないのかしらん。慌てて、布団を飛び出し、寝てた恰好のまま!?玄関に急ぐと、制服のおまわりさんがふたり!そして、開いたドアの向こうに、救急車がど~ん、と。「(まいった。ついに、ひかれたか~)」。刹那、こころが凍った。でも、それにしては、隊員の表情がどこか、穏やか。うん?「何事ですか?」。聞くと、どうやら、ゴミステーションに行ってきた帰り道、道路の上で、け躓いて、転んだらしい。う
つぶせに、顔を強打し、そのまま転がっているところを、通りかかったひとが、心配して、通報してくれたとか。おやおや(どころではないけれど。)。ともあれ、こういうときは、事態を飲み込むのに時間がかかって、反応がなかなか言葉にならないのだ。ひとまず、寝台に収容されていたけれど、意識もあって、必死で「子どもがいるから大丈夫」と、言っている。鼻の周りは、すっかり、トナカイさんになっていたけど、すでに固まり始めていて、たいした量ではなく、少し擦り剥いてる程度…。
と、いうわけで、ほんとに、びっくり仰天の、日曜の朝。いわずもがなだが、件の五月蝿い親父は、ちゃっかり、家人みたいな顔をして敷地内で隊員にあれこれ、訊いている。「いったい、どういうつもりだ!なにが親切だ!」そう、怒鳴りたいところを、ぐっと堪えて、極力、冷静に、そして冷淡に、礼を言う。そこで、話をしていた、若い隊員のひと言が、素晴らしかった。敢えて、その人物にも聞こえるように、「僕らもみんな、年取ったらそうなるんです。いくら、ダメといっても仕方ないんです。だから、僕らができることは、(そのことを)、理解してあげることなんです」と。あっぱれ、だった。恐らく、歳は半分ぐらいだろうに、実に立派。ひとは、歳と大人であることは、全く無関係。そう思った。彼が、件の人物に何を訊かれていたかはしらないが、立ち去るときの、彼の発言が、どんなにありがたかったか。(たぶん、そういう人物のつまらぬ介入を見越してくれたのだろうと、おもう)。わたしの、思いを代弁してくれたうえに、(かの人物への)充分な、訓戒!にもなっ
てくれた。(もっとも、通じたかどうかは、わからぬが…。言われてわかるくらいなら、すべてのひとは、大人になれる!)。そのくだらぬ親父のことは、ともあれ(死ぬまでの辛抱だ。さっさと忘れてしまいたい)。
ほんに、世界の果てまで行って~なんて、しなくても、毎日が、なんて、波乱万丈なんでしょう。そうそう。駐在さんは、道路で倒れてたから、もしや、車とぶつかったのでは?と、心配して来てくれたらしい。午後、病院で、ちゃんと調べてもらって、(そうそう、結局、救急車さんには、大丈夫というので、空車で帰っていただいたのだった。)それから、お詫びとお礼と、無事の報告を兼ねて、挨拶しに行ってきた。ひとり、つまらぬ(困った)悪者が、いる(おかげ?)せいで、さいわいなるかな、そのほかのひとたちが、なんて、みんな良く見えることか。そいでもって、わたしとしても、いつまた、迷惑をかけるかもしれないと思うから、いつも以上に、丁寧に挨拶をしておこうという気になる。(それにしても、困った区長!なのだ!誰か、がつ~ん!と、ビビらせてくんないかなぁ~。そんな、やくざなこと思ってるから余計に、すとーかーみたいに執拗に、観察されるのかなぁ。くわばらくわばら。要は、たぶん、もっと、話がしたい、ただ、それだけなのだろう。もがけばもが
くほど、愚かな行動になって、益々軽蔑される~。つまりは、ことごとく、かみ合わない。考えてることのラベルが余りに違う…。どこの世界にも、ひとりぐらい、どうにも困った隣人は、いるもののようですねぇ)。あれれ。話がまた、逸れてしまいました。ともあれ、そういうわけで、とうばんいさんを訪ねて、運良く、主治医とも知り合いの先生で、良く診てもらえたし。怪我の功名。文字通り、鼻の頭と、眉毛の脇!に絆創膏を貼って。まるで、腕白小僧の勲章みたいだ。ほんとは、とても、笑い事じゃないのだろうが、これを、笑い事にするより、こういう事態を、何食わぬ顔でこなしていくのは、なかなかむずかしい。どんなことでも、笑い飛ばしていくのがいちばん。やせ我慢だろうと、なんだろうと、そう、思えているうちは、まだまだ、なんとか、なるでしょう!(ひぃ~。それにしても、こんな台本。ドラマなんかより、ずっとしんどいんだな。———疲れまする。)大丈夫だけど。
つぶせに、顔を強打し、そのまま転がっているところを、通りかかったひとが、心配して、通報してくれたとか。おやおや(どころではないけれど。)。ともあれ、こういうときは、事態を飲み込むのに時間がかかって、反応がなかなか言葉にならないのだ。ひとまず、寝台に収容されていたけれど、意識もあって、必死で「子どもがいるから大丈夫」と、言っている。鼻の周りは、すっかり、トナカイさんになっていたけど、すでに固まり始めていて、たいした量ではなく、少し擦り剥いてる程度…。
と、いうわけで、ほんとに、びっくり仰天の、日曜の朝。いわずもがなだが、件の五月蝿い親父は、ちゃっかり、家人みたいな顔をして敷地内で隊員にあれこれ、訊いている。「いったい、どういうつもりだ!なにが親切だ!」そう、怒鳴りたいところを、ぐっと堪えて、極力、冷静に、そして冷淡に、礼を言う。そこで、話をしていた、若い隊員のひと言が、素晴らしかった。敢えて、その人物にも聞こえるように、「僕らもみんな、年取ったらそうなるんです。いくら、ダメといっても仕方ないんです。だから、僕らができることは、(そのことを)、理解してあげることなんです」と。あっぱれ、だった。恐らく、歳は半分ぐらいだろうに、実に立派。ひとは、歳と大人であることは、全く無関係。そう思った。彼が、件の人物に何を訊かれていたかはしらないが、立ち去るときの、彼の発言が、どんなにありがたかったか。(たぶん、そういう人物のつまらぬ介入を見越してくれたのだろうと、おもう)。わたしの、思いを代弁してくれたうえに、(かの人物への)充分な、訓戒!にもなっ
てくれた。(もっとも、通じたかどうかは、わからぬが…。言われてわかるくらいなら、すべてのひとは、大人になれる!)。そのくだらぬ親父のことは、ともあれ(死ぬまでの辛抱だ。さっさと忘れてしまいたい)。
ほんに、世界の果てまで行って~なんて、しなくても、毎日が、なんて、波乱万丈なんでしょう。そうそう。駐在さんは、道路で倒れてたから、もしや、車とぶつかったのでは?と、心配して来てくれたらしい。午後、病院で、ちゃんと調べてもらって、(そうそう、結局、救急車さんには、大丈夫というので、空車で帰っていただいたのだった。)それから、お詫びとお礼と、無事の報告を兼ねて、挨拶しに行ってきた。ひとり、つまらぬ(困った)悪者が、いる(おかげ?)せいで、さいわいなるかな、そのほかのひとたちが、なんて、みんな良く見えることか。そいでもって、わたしとしても、いつまた、迷惑をかけるかもしれないと思うから、いつも以上に、丁寧に挨拶をしておこうという気になる。(それにしても、困った区長!なのだ!誰か、がつ~ん!と、ビビらせてくんないかなぁ~。そんな、やくざなこと思ってるから余計に、すとーかーみたいに執拗に、観察されるのかなぁ。くわばらくわばら。要は、たぶん、もっと、話がしたい、ただ、それだけなのだろう。もがけばもが
くほど、愚かな行動になって、益々軽蔑される~。つまりは、ことごとく、かみ合わない。考えてることのラベルが余りに違う…。どこの世界にも、ひとりぐらい、どうにも困った隣人は、いるもののようですねぇ)。あれれ。話がまた、逸れてしまいました。ともあれ、そういうわけで、とうばんいさんを訪ねて、運良く、主治医とも知り合いの先生で、良く診てもらえたし。怪我の功名。文字通り、鼻の頭と、眉毛の脇!に絆創膏を貼って。まるで、腕白小僧の勲章みたいだ。ほんとは、とても、笑い事じゃないのだろうが、これを、笑い事にするより、こういう事態を、何食わぬ顔でこなしていくのは、なかなかむずかしい。どんなことでも、笑い飛ばしていくのがいちばん。やせ我慢だろうと、なんだろうと、そう、思えているうちは、まだまだ、なんとか、なるでしょう!(ひぃ~。それにしても、こんな台本。ドラマなんかより、ずっとしんどいんだな。———疲れまする。)大丈夫だけど。