やっとのおもいで、とりあえず、開いてみた。春がこんなに苦しいとは。これなら、冬のままで…、と少し思う。ほんとに、悪い魔法にでもかかったとしか思えない、あくまだ。それもきっかり1日おき。2日前が、外に出る日で、薬で抑えられたりしたときは、ますますひどくなる。そうなるともう、くたびれ果てるまでひたすら待つよりない。車にでも乗せて、少しこの地を離れれば、少しはよくなるのかもしれないが、いつもいつも、こちらもそこまで献身できない。何より、こころがぐしゃんぐしゃんだ。何がいちばん辛いといって、かように何もするきになれなくて、こうしてぐしゃんぐしゃんのこころでいることだろう。ひたすら、自己回復を待つよりない。頭でいくらわかったっていけない。掃除ひとつにしたって、それが嫌なのではない。なんだろう。この、ひどい台所に洗面所回り。まるで、これでもかこれでもかと、存在そのものを一斉に攻撃されてるかのような気分になる、あの刹那。そして、何事もなかったかのように、取りかかってしまえば労働またたのし、と必死で思
おうとしている、救いようのない己がいる。それでも、逃げないでいることしかできない、不器用さ。1日も早くくたばってほしいのに、ほんとうにそれでいいのか、自信はもてない。どろぬま。1日おきに訪れる。これが毎日なら、いっそつまらぬ期待を抱かずに、逃げられただろうか。簡単に、がんばれなどと、決して言ってはならぬのが、ほんとうによくわかる。ほかに、これ以上どうしようがあるというのだ。外野は相変わらず、勝手なことばかり言ってくる。ほんに、言わないとわからんやつは、言ったところでわからんのだ。ただ、ひとりがくたばるのを、ひたすら待つしかないのだ、これがほんとにありがたいことなのだろうか。さっさとあずけてそれで、精一杯やったなどというひとに、何がわかろう。ひとはいずれみな死ぬのに、どうしてこんなに馬鹿げたことばかり繰り返すのだろう。いったい何がどうなればいいと言うのだ。自然の前で、ひとが太刀打ちできることなど何一つないのに。そもそも、自分はまともだと思うこと自体、完全なる狂いの一端なのではないか。真に
狂えたものに、太刀打ちするすべはない。すべてを黙認し諦めるか、はたまた、己も同様に狂ってしまうか、する以外に。叱られるだろうが、死んで解決できるなら、あるいはそう思えたら、いっそどれほど楽だろうに、と思う。ほんに、ひとは死ぬまで狂い続けるよりないのであろう。
おうとしている、救いようのない己がいる。それでも、逃げないでいることしかできない、不器用さ。1日も早くくたばってほしいのに、ほんとうにそれでいいのか、自信はもてない。どろぬま。1日おきに訪れる。これが毎日なら、いっそつまらぬ期待を抱かずに、逃げられただろうか。簡単に、がんばれなどと、決して言ってはならぬのが、ほんとうによくわかる。ほかに、これ以上どうしようがあるというのだ。外野は相変わらず、勝手なことばかり言ってくる。ほんに、言わないとわからんやつは、言ったところでわからんのだ。ただ、ひとりがくたばるのを、ひたすら待つしかないのだ、これがほんとにありがたいことなのだろうか。さっさとあずけてそれで、精一杯やったなどというひとに、何がわかろう。ひとはいずれみな死ぬのに、どうしてこんなに馬鹿げたことばかり繰り返すのだろう。いったい何がどうなればいいと言うのだ。自然の前で、ひとが太刀打ちできることなど何一つないのに。そもそも、自分はまともだと思うこと自体、完全なる狂いの一端なのではないか。真に
狂えたものに、太刀打ちするすべはない。すべてを黙認し諦めるか、はたまた、己も同様に狂ってしまうか、する以外に。叱られるだろうが、死んで解決できるなら、あるいはそう思えたら、いっそどれほど楽だろうに、と思う。ほんに、ひとは死ぬまで狂い続けるよりないのであろう。