ようやく、かんぱさんが手を緩めてくれたみたい。なつかしい太陽が、朝からさんさんと降り注いでいる。それなのに、素直に喜べない。どうせ、こんな生活から抜け出せるわけでなし。生きるとか死ぬとか、そんな高貴な価値観さえ、持てなくなってる。そんなどうしようもない感覚しかでてこない…。時おり、そんな風に、どうしようもないへこたれた空気に包まれてしまう。むなしい。こんな暮らしにいったいどんな意味があるというのか。かといって、抜け出したいと思えるほどの気力もなし。対話のないのが、やっぱり、いちばんの理由かしら。かといって、誰かと他愛のないばかばなしをするゆとりもなし。時おり、かくもいたたまれなく、やせ我慢のかっこつけさえ、する余裕がなくなってしまう。しんどい。
理由はわかっている。時差ぼけが進行して、すっかりひとまわり。夜のニュースが始まるころには、眠くて仕方がなくなる。つまりは、もっとも模範的な時間に、眠って、そして朝、夜明けとともに起きて、もう一眠りを貪り、そして起きる。身体的には、健康的そのものなのだが。すると、てきめんこころがもたなくなるのだ。そう、彼女から解放される時間がないのだ。理屈では、とても考えられないことだが、してみると、幼児のころ、知らぬ間に受けていたであろうダメージが思いやられ、かつての自分自身に、同情さえしてしまう。そのダメージたるが、いったいいかなるものであるかは、とてもことばでは、あらわせまい。はやく、解放されたい。はやく、いなくなってほしい。それらもまた、まぎれもなく、本心。しかし、それだけでは、とても割りきれないところがあるのが、いちどとりつかれたら決して逃れられない、憑き物のごとく不毛で、いっそこのままでもいいとさえ思わせてしまう恐ろしい魔力さえあるから、どうしようもない。人間の恐ろしさや、かくなるものか。と
、いった感じかしらん。とにかく、自分を(つまりは誰をも)愛せないおんなの恐ろしさよ。大奥なんて、そこらじゅうにあるのだ。くわばらくわばら。
嗚呼、久方ぶりに、人間らしい、清々しい朝を味わえる、からだになれたというのに。かなしきかな。嗚呼、嫉妬のないくににいきたい。だれにも意地悪されないところへ。まぁ、ひとのいるところで、そんなとこ、どこにもないけれど。たぶん、どうしようもなく疲れてるんだろう。自分でもそうおもう。そして、自力でなんとかするしか、そして、なんとかできてもできなくても、やっていくしかないことも、いやというほど、わかってしまっている。そのことが、いちばんかなしいことであったりする。暖かい小春日和を、素直に喜べないうらめしさよ。春よ、こい。なんて、とてもいえる気分じゃない。なんともはや、かなしいことですねぇ。
理由はわかっている。時差ぼけが進行して、すっかりひとまわり。夜のニュースが始まるころには、眠くて仕方がなくなる。つまりは、もっとも模範的な時間に、眠って、そして朝、夜明けとともに起きて、もう一眠りを貪り、そして起きる。身体的には、健康的そのものなのだが。すると、てきめんこころがもたなくなるのだ。そう、彼女から解放される時間がないのだ。理屈では、とても考えられないことだが、してみると、幼児のころ、知らぬ間に受けていたであろうダメージが思いやられ、かつての自分自身に、同情さえしてしまう。そのダメージたるが、いったいいかなるものであるかは、とてもことばでは、あらわせまい。はやく、解放されたい。はやく、いなくなってほしい。それらもまた、まぎれもなく、本心。しかし、それだけでは、とても割りきれないところがあるのが、いちどとりつかれたら決して逃れられない、憑き物のごとく不毛で、いっそこのままでもいいとさえ思わせてしまう恐ろしい魔力さえあるから、どうしようもない。人間の恐ろしさや、かくなるものか。と
、いった感じかしらん。とにかく、自分を(つまりは誰をも)愛せないおんなの恐ろしさよ。大奥なんて、そこらじゅうにあるのだ。くわばらくわばら。
嗚呼、久方ぶりに、人間らしい、清々しい朝を味わえる、からだになれたというのに。かなしきかな。嗚呼、嫉妬のないくににいきたい。だれにも意地悪されないところへ。まぁ、ひとのいるところで、そんなとこ、どこにもないけれど。たぶん、どうしようもなく疲れてるんだろう。自分でもそうおもう。そして、自力でなんとかするしか、そして、なんとかできてもできなくても、やっていくしかないことも、いやというほど、わかってしまっている。そのことが、いちばんかなしいことであったりする。暖かい小春日和を、素直に喜べないうらめしさよ。春よ、こい。なんて、とてもいえる気分じゃない。なんともはや、かなしいことですねぇ。