が鳴っています。冬のそれは、地球上でも、数少ない地域での現象なのだそうです。ここは、北国だけど、雪国ではないので、たいていは風や霙の混じった嵐といっしょにやって来るのですが、今年は記憶が低いせいでしょう。まるで、内陸の地方みたいな、乾いた粉雪が降ったり、風がやんでひたすらシンシンと冷えた空気がやって来たりと、いつもと少し違った風情が新鮮です。寒いのだけれど、乾いた寒さは、どこか凛としていて静謐さが滲むようでもあって、不思議と寒いのに癒されてる、そんな感じです。こころぐあいが余計にそう感じさせるのかもしれません。幾分と陽の伸びた夕方、珍しく好天がおおい(この地方は普段、冬は夕刻になると荒れるのです)ので、事情が許すときは、なるたけ散歩に連れだします。車椅子も連れて。途中で、疲れたところで乗せるのだけど、雪道のそれは、ほとんど筋トレ。タイヤ曳きの逆パターン。いったい誰のリハビリなんだか…。まぁ、運動不足解消と、足腰の鍛練には、とても効果的なので、よしとしているのですが。しんどいほど、向きに
なって頑張っちゃうのが、わたしの悪い癖。敢えて、不便の中で、工夫に知恵を絞るのも、いきのいい生活感があるようで、またいいか。北国は、融雪装置が充実しているから、幹線道路沿いに家があると、案外、チェーンは要らないものです。とはいえ、夏タイヤのままで、不便をたのしむのは、いささかやせ我慢が過ぎてるとは、わかっちゃいるのですが…。こんなに零下が多いと、夜は凍結するので運転は、控えます。買い物のストックと天気予報と空模様をにらめっこしながら、敢えて不自由のなかでの、ささやかな自由や息抜きを見つけるのも、案外、面白いのかもしれません。
なって頑張っちゃうのが、わたしの悪い癖。敢えて、不便の中で、工夫に知恵を絞るのも、いきのいい生活感があるようで、またいいか。北国は、融雪装置が充実しているから、幹線道路沿いに家があると、案外、チェーンは要らないものです。とはいえ、夏タイヤのままで、不便をたのしむのは、いささかやせ我慢が過ぎてるとは、わかっちゃいるのですが…。こんなに零下が多いと、夜は凍結するので運転は、控えます。買い物のストックと天気予報と空模様をにらめっこしながら、敢えて不自由のなかでの、ささやかな自由や息抜きを見つけるのも、案外、面白いのかもしれません。