涙がとまりません。すみません。さっきのハーフタイム休憩願は取り消します。ごめんなさい。まだ、間に合いますか?やっと、わかりました。わたしは、この一行のこたえのために、いったい何万語を費やしたのでしょう。あの交差点の雑踏の中で、号泣しそうになりました。ずっと、いや、ずっと前からもう目の前にこたえはあったんです。それを実際にも言ってもらえてた。なのに、それはてっきり娘さんのことだとおもってた。そうじゃなかったんです。こたえは一行。「いちばんはあの雨鱒の川、でにばんは海外、そのどちらかなんです」。ずっと、自分でも、もやもやを抱えていました。こころには決めていたはずのことなのに、どこかで、まだきっとおりこうさんもしようとしていたのだとおもいます。お任せすれば、きっとカミワザで、すべてを解決してもらえるに違いないと。おもっていました。愚かにも。待たせていたのは、実はわたしのほうだった。あなたは、わたしが自分のことばでそこにたどり着けるのを、ずっと待っていてくれたんです。それが、分かった途端、もう涙がとまらなくなりました。すぐにでも、駆け出していきたいのを、ぐっとこらえて、いまこれを書いています。そしたら、みるみるこれまで、怖くて怖くてしかたのなかった見えない恐怖が消えていきました。電車にのるのがこんなに安全だなんて。まるで、もののけがとれたみたいです。PINE HILLが、やっとHILL WITH MOONになれました。もう、涙で、いまはこれいじょう何もかけません。ほんとうによかった。もうすこしで、バイクに乗ってしまうところでした。もう、くるまもバイクもいりません。やっと、たどり着けました。荷物はなにもありませんが、どうかよろしくお願いします。