夏休みの終盤、お尻に火がついた子供のようである。大きな宿題は、休みに入ってすぐに片付けた。あとは、小さいのがほんの少し。ちょちょいのちょいである。ところが。思っているのと、実際にやってみるのとでは、全然違う。というのは、よくある話しで…。つくづく、ウサギとカメはよくできた話だなぁ~と思う次第。詰めが甘いというのは、先を読んでしまうからで、そこに余計は欲や油断が生じてしまう。目測の難しさ。とはいえ、ゴールを見ないで進めるというのもいささか乱暴な話で。目の前だけに集中できれば、それに越したことはないのだが…。やはりバランスが難しい。▼ともあれ。てな、具合で。ものすごく充実した時間が続く。ふ~、といいたくなるほど。それにしても。ゴルフとは、なんて深い舞台なのでしょう。人生にも厚みという表現が適切かどうかわからないけれど、そんな奥行きがありそうな気がする。残りホールが幾つかなんてちっとも気にならず、目の前のホールとの対話を楽しむ。失敗して、難しいライが待っていればいるほど、わくわくする。リカバ
リーは一番狭いところを狙う。2パットのパーなんていらない。ワンパットのパーしか。バーディかボギーか。どっちかでいい。なあんて、言えたらなんて楽しいのでしょう。スコアではなく、中身なんです。ひとつひとつにどれだけの魂を込められたか。なあんて。毎日仕事としていたときは、そんなこと露ほどもわからなかったのだから、皮肉だけれど。でも、その時代があったからこその、いまでもあり…。感慨深い。
▼城山三郎さんは、どんな薬でも治らなかった不眠症を、ゴルフに救われたそうで、確か、スコアの楽しみは全体の七分の一とおっしゃっていたように思う。そこで、ひょっと思うのが、落語を枕元で聞くというのもなかなかいいかもしれぬ、ということ。軽妙な語り口にこころの凝りをほぐしてもらえるようで…。棚を探すと、米朝氏のしーでぃーがでてきた。上方のは、鳴り物が少々煩いのと、どこにも必ずお金の勘定が入ってくるので、少々気持ちの乗りがよくないのだが。とはいえ、さすがは宝のひとである。なかでも、『骨釣り』の話術は絶品。ただ、ひとつ問題が。『地獄八景亡者戯』という一時間以上の長~い噺があるのだが、毎度毎度、同じところで眠りに入ってしまうので、いっこうに最後の落ちがわからない。ついには子守唄のようになってしもうて…。いやはや。さておき。ゴルフと落語。soundな眠りには、最高のおともなのかもしれない。
リーは一番狭いところを狙う。2パットのパーなんていらない。ワンパットのパーしか。バーディかボギーか。どっちかでいい。なあんて、言えたらなんて楽しいのでしょう。スコアではなく、中身なんです。ひとつひとつにどれだけの魂を込められたか。なあんて。毎日仕事としていたときは、そんなこと露ほどもわからなかったのだから、皮肉だけれど。でも、その時代があったからこその、いまでもあり…。感慨深い。
▼城山三郎さんは、どんな薬でも治らなかった不眠症を、ゴルフに救われたそうで、確か、スコアの楽しみは全体の七分の一とおっしゃっていたように思う。そこで、ひょっと思うのが、落語を枕元で聞くというのもなかなかいいかもしれぬ、ということ。軽妙な語り口にこころの凝りをほぐしてもらえるようで…。棚を探すと、米朝氏のしーでぃーがでてきた。上方のは、鳴り物が少々煩いのと、どこにも必ずお金の勘定が入ってくるので、少々気持ちの乗りがよくないのだが。とはいえ、さすがは宝のひとである。なかでも、『骨釣り』の話術は絶品。ただ、ひとつ問題が。『地獄八景亡者戯』という一時間以上の長~い噺があるのだが、毎度毎度、同じところで眠りに入ってしまうので、いっこうに最後の落ちがわからない。ついには子守唄のようになってしもうて…。いやはや。さておき。ゴルフと落語。soundな眠りには、最高のおともなのかもしれない。