山粧う秋。日ましに色づく風景を眺めているうち、ふと思いついた。こっそり、ゴルフに行ってみようかしら、と。えーと、体力づくりとストレス解消!?を兼ねて…。思えば、ちょっと長めのロングふたつ分くらいの距離にふたつもある。ひとつは名門。どちらもいちどもないのというのも、ちょっと残念な気もして。で、件のではない方に、恐る恐る電話。丁重に。もっとも手が空く時間帯を選んで。もし、組み合わせでもいいという方がいらっしゃったらでいいですので…。スコア(腕)を訊かれる。仕方なく正直に答える。90~100ぐらいでしょうか。驚く声。あら、困った。100ぐらいといえばよかったか。では、気に掛けておきますとのこと。程なくして先方より連絡。ちょうどその日にHDCP委があるから、そこにどうかと。いや、参った。上級者と思われたのでは。困惑していると、再び、連絡。生憎すべて4バックになってしまったので…。ホッと胸を撫で下ろす。とはいえ、ちっともこっそりではなくなってしまった。気を使って特別に薄暮を組んで下さった。
親切がいたいほど…。さてさて、どんな旅になりますことやら…。

▼深夜のインタビュー番組。若い女優さん。よほどの番組でない限り、時間を合わせて観るというのはない。なんとなくチャンネルをまわして、たまたまやっているのを観る。これも、きっと縁のひとつなのだろう。ともあれ。「(世の中)そんなにいい人もいないかわり、それほど悪いひともいない」。ふたつしか違わないそのひとだが、とても感心した。なかなかそんな風に平然といえるものではないだろう。いくつもの苦悩を越えてきたひとでなきゃ。「芝居は役を作ってしなくてもいい。その日その日、その場その場で、周囲を感じ、そこで自然に自分の中からでてくるものを出せばいい」とも。決して容易ではないだろう。でもそんな風にはらの据わった姿勢をみて、頼もしさが見えた、きっとこのひとはもっともっと大きくなるひとなのだろうなぁ~、と思った。そのひとを応援したい。安心や安定を目に見える形で表すのは大変だけど、いつまでも精一杯の気持ちを示す。ひとはみんな役者。悪役も善良な役も合わせもっている。どちらかだけにはなれない。そのバランスが、要なの
だろう。