夏休みの終わりを控え、残った宿題でお尻に火がついた小学生のような気分だった。ここのところ。なんとか、仕事の一段落を今月中につけようと。来月は、気楽な整理と庭仕事だけを残し、読書三昧、散歩三昧。そして暇があったらひさびさにクラブを振りにも出かけよう。のんびり、海を眺めに行くのもいいな。希望は膨らむ。そんなこんなで、油汚れと必死で格闘していたからだろうか。カンガルーの親子に追いかけられる夢を見た。夢の中まで、奇想天外というか、ちょっとピンぼけというか…。あるいは夢も、ひとつのストレス解消になっているのだろうか。う~ん。▼自分では、なまけものだと思っているのだが、何かをやりかけると途中でうまく休みをとるのが下手である。人生は遊びだ。人生の中のひとつに遊びがあるんでなくて、大きな遊びの海に人生が浮かんでいるんだ。なんてひそかに思ったりしている身ながら、ふと、そんな風に思うのも、何を差し置いても遊ぶっていうのができない性分だからかもしれぬ、と気づいて落胆…。好きなもの、楽しみなものはなるべく後に
とっておきたい。我慢があるから愉しさが倍増するんだ、なあんて思っているから、遊びの達人への道は、はるかに遠い。そんな気がする。ふ~。

▼時々、深夜にやっている旅番組。カメラだけが移動し、ナレーター演じるカメラの声に地元の人が答えたり、道を教えたり。番組名は知らないが、とても好きだ。ナレーションは何人かいるが、ひとりの女優さんが特にいい。旅は、きっと人生の栄養なんだ。そんな、自然体の美しさが存分に映る、カメラワークに感心しながら、見ている。パリとバルセロナ。いつか訪れたい都市。理由はいろいろある。でも、ほかにもきっともっと素敵な場所はたくさんあるのだろうな。子供のころ、静かに景色だけが流れる紀行番組を好む父にどうしても賛同できなかったが、いつの間にか好みが似てしまっている。『心に平安をもたらすことができるのは、自分しかいない。』ラルフ・ウォルドー・エマーソンというひとのことばだそうだ。うむ~。