空に満月を見つけたときの、あの感動は、いったいどう表現したらいいだろう。瞬間、目も心も釘付けになって、わぁーやったー、となって、会えてよかった~、となって、なぜかホッと胸を撫で下ろしたいような、そんな穏やかな安心みたいな気分に包まれる。年毎にではなく、月ごとに、そのいとおしさが増すようで、ちょっと不思議。はて、次にあえるときは、どんな気分でいるのだろう、ってふと思ったり。無論、天候に恵まれなければ、もうひと月先になることもあるわけで…。だから、会えたときの、よろこびも一入なのだ。おそらく、あのやさしくおだやかなひかりは、古くから、たくさんのひとのこころを慰め、和ませてきたのだろうな。そう思うと、天空に高く上がる前の、大きな明かりのときに少しでも多くの時間、眼に触れていたい、そんな気分にさえなってしまう。
さて。急な暑さに、しばしことばも、情緒も少し熱射病になってしまっていたようである。言い訳はいけない、ありのままを言葉を綴らなければ、と気ばかりが焦って尚いけなかった。かっこよさは、やせ我慢の先にあるんだ、なんて思っているから、痛みをかかえていることを周囲に絶対悟られまいと、少し無理していたのもいけなかったのかもしれない。ただ、もう、やっと癒えて、かなり楽に収まってくれた。やれやれ。それにしても、ことばは正直ですねぇ。我ながら、だけど、ほんとに、つくづく、そう思う。無理に捻り出した言葉は、自然に溢れてきたものの隣にいけば、一目瞭然。採れたて新鮮!と、賞味期限切れ!ぐらいの、違いがでる。かくいう、いまも、少々、あたまの回転は鈍いし、なんとなくまだリハビリ中って感じで、もがいているのだけれど。。。
それにしても。いつかのフレーズ。「おんなが目の前の些事にこころを奪われているとき、男はもっとその先を真実を見ていて、おとこが、不意に訪れることばのあやにこころをいためているとき、女は、けっしてかわることない信念を見つめている」って。われながら、自画自賛も恥ずべきだが、でも、いつもこれにまさることばがないよねぇ~って、自分に語りかけて、(それ以上の言葉探しを)降参してしまう。情けないけど。ただ、やっぱり根がのんびりなのか、それとも、どこかで、知らぬが仏なのよって声が聞こえる気がするせいか、なるたけ、自分をのほほ~んとしておこうと努めているのかもしれない。そして、思いつきでくだならない発言も、控えるようにって^^;。それに、知らせがないのはいい知らせってもいうし。でも、どんなに暑くても、嗚呼、やっぱり梅雨明けが待ち遠しい。早くこいこい、お正月~、じゃなくって、夏、夏、夏。なんてね。(そうそう、表題は、煙草の別称なのだそうです。)