頭と心をまっさらにして、これに向かう。いつもなら、開くと同時に、出てくる言葉たちの交通整理に苦労するほどなのに。。。1時間が経過した。はて。何をどう書けばいいものやら。週末、閑に任せて、思い浮かぶあれこれを綴ったノートはもう何冊にも、なるけれど。あまりに生意気すぎて、希釈せずには紹介できないものばかりだし。
「てっきり小さいお子さんがいるのかと思った。だから、土日にしか来られない、と」。このところ、日曜日の夕方によく顔をあわせるご婦人にそう言われた。「ほー。そんなに情緒があるように見えたのかなぁ~。」なんでも、とにかく、自分のこころが“晴れ”になるように解釈するのが得意なわたしである。(それで、ときどきとんでもないメデタイ発想もしてしまうのだが。。まあ、それは置いといて。)ん?でもよく考えると、土日は誰にその小さい子供を預けてくるの?それも、そんなに遅い時間まで。ほったらかして平気でいるように見えた?うーーん。深く考えるのはよそう。それはそうと、そういえば、平日に顔をあわせる、別のご婦人には、いつだったか「家に帰るとご飯がもう出来上がっている人(つまり親と同居)に見えたわ」と言われたっけ。いずれにしても、よほど、のほほーーんとしているように見えたか、所帯染みてないように見えたかのいずれかだろう。前者は、確かに当たっているやもしれぬ。(思春期の頃、趣味の欄に、「お菓子作り」と書いて、いつも「えーー意外!」と言われるたびに、ひそかに心をいためていたっけ。ひとは、案外見かけによらぬものなのである!。)
“いつだって好きな音に囲まれていたい” ――とある月刊誌の昨年の11月号。テーマはジャズを巡る旅。(ちなみに、今年の同月号は、珍しくも“落語”がテーマらしい。)さらに、「好きな本にも囲まれて暮らしたい」わたしは、テーマが書斎になると、居心地のいいスペース作りに何かヒントをもらえないかしらん、と、決まって購入していた。今のところの夢は、そこかしこに、本を並べるスペースのあるリビング。もちろん、書庫や書斎は別にあって(でないと、本に埋もれる居間!になってしまう。)、寛ぎながら、いつでもふと、手を伸ばすとパラパラ読み返してみたい本が並ぶ空間、とでもいいましょうか。大好きな本と、こころ和む音、それらをお気に入りの椅子にすわってのーんびり愉しむ。さぞ、いいでしょねぇ~。あ~、やっぱり。気が付くと、のほほーーんとすることばかり空想してしまっているようであります。(Eternal exdiary――“永遠(とわ)に続く交換日記”。ささやかでも、折々の機微を言葉にのせて。形はどんなでも、そんな静かなキャッチボールが、ずっと続けられたらいいな。ある時、ふとそう思った。)