偶然も度重なるとそれは必然ともいうのだろうか。このところ、そんな風に思えることが幾度かあって、我ながらちょっと驚嘆、いや驚愕かな。過日も、氏の訃報など全く知らずに、なんとなく浮かんだ著書の一節を思ったりしていたものだから。
簡潔で、洗練されていて、ちょっとユーモアや機知にも富んでいて、それでいて、ふれる人を厭きさせないそんな、雰囲気のある文章が書けたらなぁ~。とため息ひとつ。佇まいの美しい人になりたいなぁ~と思う。呼吸が穏やかで、そばにいる人の空気を和ませられるような。で、いて言葉は短く楽しい文脈を作れるような。そのための道のりは、きっと、機を織るように小さなこと(誠実)の積み重ねなのでしょう。
きれいな暮らし方というものがあると思う。無駄なものは買わない。でも、いいものにはお金を惜しまない。そして、道具を、ものを大切に使う。人に自慢するためや、羨ましがられるためなんかでなく、自分が(気持ち)いいを基準に選ぶ。そんな地に足の着いた暮らし方。佇まいとか、品格とか、そんなものは、きっと普段の時間(と空間)の使い方が自然に滲み出てくるものなのだろう。
永遠に満たされない女と、満ちてゆく女は、紙一重である、そうだ。それは、女性脳には、飢餓と豊穣しかないからで、ほんの少しの知恵で、永遠に満たされないおそるべき「自我」と、満ちてゆく「私」に分かれてしまう、という。なるほど。このごろ、やっと世間のものさしではなく、自分のものさしをもてるようになったと感じる。、はじめて、ほんとうの自分自身が望んでいた「私」が少し見えるようになった、とも思う。これも、人との出合いのおかげだろう。時の流れは美しい。
ちょいと蛇足。体脂肪率23%。内臓脂肪は2%(これには自分でも驚いた)。BMIとかいうのが、20.9で、基礎代謝は1271。骨格筋率は29.8%(案外骨太!?)。そして、からだ年齢は31才だそうである。と聞いて、少し笑みがこぼれた。やっぱり歩くというのはとてもいいみたい。ちょっぴり、ため息が聞こえる気がする。