「けむりの居場所」を手に入れた。ずっと読みたかった本を手にするというよろこびは、ささやかだけど、ほんとに嬉しい。(それにしても、書店断ちの日々はほんとにつらかった。)。過日、ある哲学者の本をがーしても今すぐ読みたくなって、目の前に現れた書店に駆け込んだら、(あろうことか!?_)ずっと、欲しかった本のタイトルが次々目に飛び込んできた。これは、もう「買ってください」と言ってるとしか思えないではないか(なあんて)。で、ずっと我慢してた堰が溢れるような勢いで、何冊かまとめて購入してしまった。もう、これだけで当分幸せな気分。ページを捲るのが楽しくて仕方が無い。(あわせて他にも、素敵なタイトルを幾つも、見つけてしまった。「再会の手帖」「『出会い』の不思議」などなど。。。でも、懐と相談して、そこはぐっと我慢。やっぱり我慢があるから、次の楽しみ、悦びがあるのよ、と自分に言い聞かせて。。)
その本たちの中に、「男はちょっと硬派がいい」がある。最初、よくあるダンディズム論かおとこのおしゃれ指南(つまり、ほんとにかっこいいひとなら多分、きっと手に取らないだろう本)かと思って、でもやっぱりちょっと気になり開いてみると、きっとこれは女性が読むための本ではないか?と思えるほど。ここにも引用したくなる引用(名言)や知恵がいくつも紹介されていて、なかなかに勉強になった。そして、その通り(無論、今だからだけど)と思えることが幾つもあって、勇気付けられもしたっけ。恐らく、賛否両論ある意見も多いのだけど、その視点、切り口がとてもシャープで面白かった。(この作者の著書は他にいくつか読んでいるけど、これが一番印象に残ったかな。)中でも、何かを「創る」こと~、というところにヒントをもらえたような気がする。
そんなことを考えながら、帰宅してテレビをつけたら(番組との出会いも恐らく、ある意味「縁」なのかもしれない)、何だか目が覚めたような気分になった。それは、よくあるひとつの人物ドキュメンタリーなのだけど、そのテーマ(とその内容)の中にも、潜在意識を目覚めさせてくれるような何かが(確かに)あった気がして。(どうも、このごろ「気がする」ばかりが口をついてるような~。^^;多用は拙文なり、なのに。。。)ともかく、気を取り直して。つまり、もっと大きな視点をもらえたというか、大きなこころになれたというか、「いま」を生きることが大切な時間の積み重ねになるんだとわかったというか、まあ、まだ咀嚼できてないからうまく言えないけれど、ちょっと硬くなりすぎていたいろんな部分の筋肉(主にこころの、かな)が、解けていくのがわかってとにかく嬉しかった(のです)。