いつもこの季節になると、エンジンのかかりが悪くなる。無論、車のことではなく。。。そして、言葉も湿りがち。。。つう、かあ、と言う感じでテンポよく流れてこない。多分、冬眠の季節なのかしらん。そして、どうも素直な言葉も冬眠中、らしい。出来ることなら、なるべく目立たず静かに暮らしたい、とただそれだけを願っている自分がいることに気づき始めている。いったい、今まで何をそんなにあくせくしていたのだろう、と。ひとには、あるとき、価値感のようなものが音を立てて変わっていくときがあるのかもしれない。そう、思う。資格だとか、お金儲けとか、そんなこととは離れた世界に身を置いていたい。願わくば。そして、ほんとは、ゴルフは純粋に楽しむためだけにやっていたい。それが本音、なのだが。。。なぜなら、ほんとに好きなことはお金をもらう仕事にしては純粋さがなくなる気がして。これも修行のもんだいかしら。
「なごり雪」のメロディを聞くと、なぜかとても懐かしさを覚える。思わず、口ずさんでしまうほど。波長があう、というのだろうか。ほっとして、どこかとても安らぐ。なぜだろう。生まれていないはずなのに。恐らく、ステレオはおそか、平成の直前まで、カセットデッキさえなかった、我が家にあって、オンタイムで聞いていたはずはないはずなのに。。。おかげで、恐ろしく音感、音楽と言うものに出会うのが遅かった。(最近、半年間バイオリンを習ったお陰で、かなり音感が養われたけれど。)ちなみに、はじめて買ってもらったレコードは「およげたいやきくん」だったっけ。そういえば、レコードを聞ける喫茶店ももうほとんど少なくなってしまったみたいで、ちょっとさびしい。なので、ホッとできる空間を待っている。
あるとき、ゴルフのとっても上手な先生が言っていたけど、ゴルフで悩んだら、なんだかちょっとおかしいぞ、と思ったら、ニュートラルにまず戻すのが、鉄則なそうな。そして、誰がどういっても基本に忠実に立ち返る、のだそうだ。当たり前のことを当たり前にやる、これがきっと一番大事で、一番むずかしいことなのかもしれませぬ。と、ふと思った今日。言葉を尽くそうとすればするほど、かえって伝えたいことがぼやけてしまうように、あれこれやると、何が何だかわからなくなってしまう。このブログのように。。。基本形にまず戻る。これが、大切なポイントなのだそうだ。いったい、わたしは、このブログで何を伝えようとしているのだろうか。まさに、過ぎたるは~である、と反省しつつ、詩集に没頭している冴えない冬眠ゴルファーなのでした。