かつて住んだまちの、絵はがきを買った。なんとなく、のすたるじぃ。。これも旅のおかげかもしれない。それも列車の。車ではちょうど1時間。かたや和の名園があり、かたや世界遺産のある街。20分と2時間。新幹線か鈍行列車でこれだけ違う。優雅な時間、景色ある旅には、きっと後者がりそうてきだったのだろう。なんだかとても損をした、そんな気がした。無論、料金云々ではない。じかんをお金で買うことの、皮肉な「もったいない」がある気がして。。
それぞれのくにの訛りを、最初みみにしたとき、とても異国な感じがぬぐえなかったのに。久しぶりに聞くとなんだかとても懐かしい。両親がそれぞれ古さとをを早くに離れたせいで、我が家の方言はどれも決定力にかき、おかげでわたしは自信を持てるぼこくごがない。おかげで、どこにもすぐに馴染めて、ほんとうの異国でもことばにあまり苦労せずにすんでいるのかな。なにごとも、なにが利になり不利になるかはいちがいに言えない、ということかしら。
そう、やっぱり列車の旅はいい。新幹線でも飛行機でもない、すてきなあじがある気がする。後ろ向きに座るのがまたいい(のに)。うまくことばにできないけれど、肩越しにあらわれる景色の流れがここちいい。旅情がゆたかになる気がする。ふしぎと、しぜんにことばがあふれる。鉄道の旅が本番の老舗の国ぐにでは、みんなうしろ向きの座席から埋まるのに。。楽しみかたにも、いろいろなこつがあるのかもしれない。
瀬戸のなみ こぶねのらいんのまっすぐに こころのかぜのふくかたをみゆ
西のやまは、ちょうどいまが見ごろ。もう、東のやまはとうげをこえたのだろうか。やまのげんきが、すこししんぱいな今日この頃。。。