石津謙介さんと佐野洋子さんの本を読んでいる。町の図書館で偶然見つけたのだけど、これが見事なまでに痛快!。で、実に面白い。こんな風に素敵に齢を重ねられたらいいな、つくづくそう思うのです。そして、素敵というのは、苦労をしない(避ける)ことでは決してなく、むしろ苦労(苦難?)をきちんと引き受け、前向きに対処してきた人にだけ許される特権のようなものかもしれない、とも。なんて、ほんとはそれを自分に言い聞かせているのかもしれないのですが。。。^^;。(こんな風に強がっている人ほど、ほんとはとっても泣き虫で、情けないほど弱いのだとも分かっているのに、その上、やせ我慢の不器用ときてはきちんと甘えるもの一苦労だったりするのです^^;)。 書棚の整理はひとまず一段落しました。もしも見出しをつけるなら、外山氏、山田氏、吉行氏、渡辺氏、松本氏、山際氏、河合氏、佐々氏、中坊氏....。そして司馬氏と、実に堅く(中身は一部ひじょーに軟ですが)、なんと(年齢層?の)偏っていること。20歳そこらの女の子が買った本とはとても思えませんねぇ~と我に苦笑、しているところ。今では、お気に入りの女性作者も増えたし、(なるべく若い著者のも読むように努めているつもりですが、冒頭からもおわかりの通り^^;です)幅広く乱読を重ねているつもりだけれど、三つ子の魂~が完全になくなることはないのかもしれません^^;。 時に、10数年もつきあっていると互いに相手の手(心?)の内が読まれてしまうものなのでしょうか。散歩にでようとすると、待ってましたとばかりに大粒のしずく。。「ん?やむまで待つ?」と彼の顔を窺うと、「だから、も少し早く行けばよかったでしょ。駄目っていっても絶対行くからね」といわんばかりの準備運動!をされては、「やれやれ」とあっさり完敗。彼の合羽を手に、仕方なく車のトランクから最強の日傘にもなるナイキの傘を取り出して、彼が濡れないようにと気を遣いながらいそいそと彼の後をついていく。こういうのを親ばかだか子ばかというのでしょう、気の弱さと引き換えに、我が家の男子は代々みな美形!ときているのでどうにも哀願(愛眼?)に弱いのです。そういえば、「夕日がせなかをおしてくる~」の詩(とその詩集)が、ほんとにつらいとき何度励みになってくれたことか、としみじみ思いながら、さて、本屋に出向こうかと思ったら、またしても道路が激しく濡れる音ではあーりませんか。あ~、遠足も運動会も、そしてゴルフもほとんど降られたことなかったのになぁ~と贅沢なため息ひとつ。。