記者にとって、恐らくこれは、最大にして最小限に必要不可欠なものなのでしょう。でも、哀しいかな、その「寄り道・道草」が社会に出て最初の「仕事」だった時、それを余裕を持って受け止めるキャパなどとてもなく、「美術館」も「舞台公演・講演会」も、そして大好きな「スポーツ」にしても、どこか「冷めた」「要点かいつまみ方式」でしか、観ることができず、それがほんとに文字通り少し悲しかったものでした。例え仕事とはいえ、冷静な傍観者と熱い観察者の双方の視点を兼ね備えるのは本当にすごいことなのだと、今更ながらつくづく感じます。そんな意味でも、司馬さんは偉大だし、山際さんの感性はすごいと尊敬します。(とまあ、生意気な独り言はこの辺で。。。)
ぴたりと座れば、ぴたりと決まる!(?)の台詞(??)ではないけれど、空手ではなくても「形」というものは本当に大事なものだとつくづく思います。体のバランスや運動神経などはある程度、生まれながらに不平等に出来ているもので、残酷ですがある程度仕方ありません。が、姿勢だけは、普段の心がけ次第でかなり違うと思うのです。「内面は顔に出る」以上、(もっとも、顔だけじゃなく、手の動きや形に歩き方、筆跡や果ては、料理などなど、、、恐ろしいほどですが。。。)内面は外観の一部だとも言えるし、外見だって内面の一部に過ぎない(でも、これも大事!)ともいえる訳です。
と、なんだか、話がややっこしくなってしまいましたが、要は、「構え」は非常に大事なのです。体重移動に頭を悩ませる前に、(そんなのほんとうは無意識にしかあんな一瞬ではできません!)、きちんとどっしり地に足つけた重心を保てる構えを作ることに力を入れたほうがいいように思います。野球でも「ああ、このバッター打てそうだな」と見える構えがあるように、自分に合った安定した構えを見つけてください。それ以外で、ボールを安定させるためにできることなんてほんのわずかなことしかないように思えます。