これはあくまで私の場合。
とにかく単細胞、短絡的で、ピンしか見ていない(ことがある)。そして、目の前の危険(ハザード)を見落としてえらいめに遭う。例えば。その日はボギー以上しか出ていないのに、ショートホールのティーグラウンドに立つとバーディとることしか考えていない。例えば。下がかちんこちんのバンカーから(愚かにも)ピンにデッドに寄せようとして見事ホームラン!。バンカーから打ち直しとなる。例えば、落ち着いて2パットで充分なのに、欲をだしたばっかりに3パット4パットとなる。例えば、ディポットから打つのに、大き目のクラブを握って失敗する。例えば、9番ぐらいで転がせばなんということない花道からサンドウェッジを使って見事ダッフンダとなる。などなと。。。。初心者のころから思いつく限りを挙げてみましたが、これでも多分ほんの一部。後悔と自己嫌悪に幾たび苛まれたことか。
つまり、ゴルフはいかに自分が弱虫で、冷静な判断をすぐに失い、回りへの配慮を欠きやすく、自分のない技術をもってしてそれ以上の対価(結果)を求めんとし、然るに己のなんと傲慢たることか、ということをこれでもかこれでもかといってつきつけてくる何とも残酷なスポーツです。けれども、そして、謙虚と勇敢、ゆとりと遊び心を少しずつ分かりかけてきたときに、他では得がたい嬉しさや愉しさを知るのかもしれません。だからどこまでいってもゴールがないから、健康を失わない限りはやめる理由がどうしても見当たらないのが最大の難点なのかもしれませんね。
技術的には、あーだこーだといいますが、とにかくやったことのないことは絶対に出来ない!のです。これだけは確か。つまるところ、誤解を恐れずに言うと、ゴルフはいかにうまく誤魔化すかなのです。もちろん、スコアではありません。決して。スコアでは断じてなく、内容です。その日の体調で出る球を少しでも早くに見つけ、その球でいかに攻めるか、その日その日でも攻め方はおのずと違うのです。時々、芯に当たらなかったといって嘆くお客さんがあったけれど、上手い人でも会心の当たりなんて一日に1本か2本が普通です。あとは、まあまあ、あるいはぼちぼちで、それなりに結果を積み上げていくんです。ナイスショットを求めることばかりに躍起になっているとスコアメイクどころでないのは当たり前。それは打ちっぱなしでやってください、となるわけです。
だから、厳しくいうと、一番悪いスコアが自分の実力なのだと思えば間違いないのです。少なくともベストスコアが実力ではないことだけは確か。悪いなりに、これくらいというのが出来るようにならないうちは、いくら、上を目指しても砂上の楼閣になってしまいます。下を上げれば自然に上も上がっていくんです。ベストスコアにばかり固執して、100か80かみたいになったりしていませんか?悪くても90を目指してみませんか?そのためのスコアメイクを考えてみては如何でしょう?方法はいくらでもありますから。。。(もちろん、スコアなんて二の次、スタイルにこだわるのだという方にはそもそも関係のない話ですが。。。^^)