いつか「サトラレ」という心が皆に知られてしまうという青年の映画があったけれど、キャディをしながら、「もし私がサトラレだったら、大変なことになるだろうなぁ~」とよく思ったものでした。でも、とかく人は、自分と同じ(うすうす自分の欠点に気づいていて治したいけど治らないと思っている)欠点の人を見ると、イライラするもののようです。親が子供にイライラするのも、結構そんなところなのでしょう。要は自分が指摘されたくないことのまさに悪いパターンを目の前に広げられると、声を荒げずにはいらない、といったところでしょうか。と、すると、私の場合、気を抜くと、とても段取りが悪く、先見の明がなく、どうしようもなくドンくさく、トロくさい、自分を見るのが苦手ということなのかもしれません。
ところで。約束は守らないといけない、そう信じているので、賢いのは、守られないかもしれない約束はしないこと!だとも思っています。何のことかというと、一つだけしてしまった約束を守れないかもしれないピンチについてなのですが。このところ、ほぼ2年に1回の割合で、訪れている街があります。南ドイツの小さな街。ドナウの上流に位置するその街は恐らく地図で見つけるのも一苦労するような小さな街です。最近の訪問の理由は、私にとって唯一とも言える、ゴルフの師匠がいるからなのですが。もっとも最初は10年以上来の親友が住む街に、偶然オーストラリア人の格好いい!レッスンプロがいるというので紹介してもらった次第。行くたびに、友人が増え、可愛い恋人(!?)もでき、夏のバカ高い航空券にさえ目を瞑れば、本当の田舎以上に心落ち着く街になりつつあります。幸い、出張が多くていつもほとんどいない、親友の家で、勝手知ったるなんとか、で、気儘な一人暮らしを満喫できるのも嬉しいところ。さらに別の親友が私の足にと貸してくれる、べスパ(ローマの休日に登場したあのレトロ調の小型バイク)も非常に有難く。。。
で、何が約束なのかというと、最近最後に訪れたのが2004年の夏。必ず2年後もまた来る、とその可愛い恋人たちにしてしまった約束。。。恐らくまだ、研修生しているだろうなぁ~という浅い先見性のせいも多分にあるのですが、ワールドカップの後なら、値段も少しは落ち着いているかなぁ~と安易に考えていたせいもあり。今年7歳になる、可愛いボーイフレンドは流石に文通はまだできないけれど、最近中学生になったばかりのもうひとりの恋人!は、覚えたての英語と、手に入れたばっかりのメールアドレスを使って「いつ来るの?」「ワールドカップは一緒に見られる?」「もうすぐ会えるね」。うーーん、心が痛い。。。それとなく、「最大1年の遅刻」を!、ほのめかし、申し入れてはいるのだけれど。。。。うーーん、特に子供とした約束は守ってあげないといけないですよね。映画「ユーガットメール」のトム・ハンクスではないけれど、何て(言い訳?)したらいいのか。。。頭を悩ませているところなのです。ドイツと日本の労働環境がいかに違うかという、余りに興ざめすぎる理由を述べても仕方がないし。。。ワールドカップのせいでそうでなくても冬季の倍はするチケットがさらに倍になってとても買えない!というのも、情けない言い訳だしなぁ~。
「寝る子は育つ」「知らぬが仏」「あしたはあしたの~(風が吹く)」。この3つを我が家の3大家訓にしようかと、密かに心に決めているのですが、流石にこればっかりは、そういうわけにもいかなくて。。。でもまあ、結局は「明日は明日の~」で許してもらうしかないんでしょうね。何か、気の利いた理由の一つも夏までに考えられたらいいのですが。。。ゴルフを再開して、目の覚めるような当たりの一つも復活させられたらいいアイデアも浮かぶかもしれないと信じて。。。とりあえず、気合いを入れて、寝ることとします。^^;。