夏は甲子園の終わりとともに盛夏が去り、春は甲子園の終盤とともに桜が咲いて春の陽気が日増しに強まる。そう思ってきたのに、なんとまあ、花冷えどころか、寒の戻り?とさえ思えるほどのこの寒さに驚いてしまいます。あともう少し、この冬に奮発して新調したお気に入りのコートを着ていたいとは思っていたけれど。。。襟をたてても変わらないほどの寒さに、咲きかけた桜はいったいどうするのでしょうと気になりつつも、実際はそれどころでない寒風!に閉口してしまいます。汗かきのくせに寒さには滅法弱く、なので冬のゴルフはいつも不調でしたっけ--;。


ところで。今年は昨年と違い、いまだ一試合として甲子園の試合を見られない悲しい状況にありますが、結果だけを見る限り、1イニングにいきなり大量得点が入る(締まらない?)試合が目立つ一方で、拮抗した延長戦も多いようで。実際に投げる投手をほとんど見ていないので、見どころがほとんど分からないのが悔しくもあり、残念でもあり。。。です。そして、とくに高校生の場合、潜在能力が必ずしも結果に現れるとは限らないから、面白くもあり、難しくもあり。。。(あのイチロー選手もたった一度の甲子園、春の初戦で、3-2で負けています。2回以降を零点に抑えた相手投手は、そのあと次々強豪校と対戦しながらも無失点イニングを伸ばし準優勝しました。これは蛇足)そして正直、運以外のなにものでもない、とさえ思えることも多分にあるから、残酷でもあり。。。でも、それらもみな、台本のないドラマだから素敵なのでしょう。


ただ、年々東高西低の傾向が強まるのを懸念しているのは私だけでしょうか。本来、サッカー部などに運動神経のよい選手をとられにくい分、これまでは関西の方が分がいいはずでした。ところが、昨今の野球留学で、有望な選手が多くの地方に分散してしまい、本来郷土代表であるはずの甲子園の意味さえ薄れてしまっています。日本が世界一になったことは、甲子園を目指す子供たちになによりのプレゼントだと思うけれど、一方で、とかくメジャーリーグ選手にばかりにスポットがあたって、そのうち、かねてからアメリカで囁かれていた(若い選手生命をつぶすことになるとの)批判そのままに、「(高校生の)甲子園大会」がなくなってしまうのではないかと、心配するのはただの杞憂でしょうか。


ベースボールではなく、あくまで「野球」の素晴らしさを伝えることが今、本当に難しく大変な時期にきていることは間違いないようです。もっとも、「日本らしさ」「日本の誇り」がどんどん失われていっているのは、何も野球に限ったことではありませんが。。。小学校で英語を教える前に、もっとほかに教えるべきことがあるでしょう、というのも一つです。パソコンや携帯もいいですが、「考える」ことが出来るのは機械ではないのに。。。と愚痴をこぼしたくなってしまいます。(こと「野球」になると、必要以上に熱くなっていけません。ゴルフもこれぐらい熱くなれていたら、きっとプロになれていたかもしれませんね。。。^^;。)