関東に移って最初に感じたことは「雨が多い」ことでした。自分で生計を立てるようになってから、その大半を日本で最も雨の少ない地方で暮らしてきたから余計そう感じるのでしょう。もっとも、大人になるまで過ごした田舎では、冬になると決まって弁当忘れても傘忘れるな、とかなんとか言われていたのですが。。。そのせいもあってか、傘を持たずに出かける幸せへの未練もあってか、本当に傘をよく忘れる(半ば確信犯ですが)今日この頃です。ちなみに、「今度ゴルフで雨が降ったらちゃんとレインウエアを買おう」とずっと思って、結局、一時しのぎの誰かのお下がりを使い続けてしまったほど、ほとんどゴルフでは雨が降らなかった、お天気もの!?であります。


先日、無性に海が見たくなり、午後都心を離れて一路、三浦半島を目指しました。初心者マークより時に恐ろしい都会の週末ドライバー!?に少々イライラしながらも。。。^^;ですが。ところが、半島が近づくにつれて大粒の雨。。。霞のかかった春の渚を思い描いていた期待は見事裏切られ、それでも、地平線の見える海の景色と潮風に何とか、つかの間の癒しと安らぎをもらったのでした。海の近くで育ったのに、運動は何でも得意なのに、水泳だけは限りなく金づちに近く、もっぱら大好きな海は「見る」専門なのですが。。。

狭い丘陵地帯の畑と空と海。何故か空がとても近く見えたのが不思議でした。水田のない田園風景!?がとても新鮮で、そして印象的でした。


そう、運転以外にもう一つ特技がありました。それは犬と話せる!こと。自宅には今年で14歳になるはずの初老犬がいます。もっとも、話せるのは大抵男の子犬で、思っていることと話すことが必ずしも同じではない!女の子犬は(人間同様?)少々苦手ではあるのですが。。。かつては私が帰ると最後の角を曲がった辺りでもう車の音を聞き分け、雨の中でも外に出て待っている泣かせる奴でしたが、寄る年波!?には勝てないのか、とびっきり大きな音のでる門を開け閉めし、車のドアを再三開け閉めしてもまだスヤスヤ眠っているほど、すっかり耳の遠くなった愛犬です。それでも我が家で最も人間らしい!?優しい心を持っている奴であることには違いありません^^;。この頃は、いつもの主には気を遣って言えない我が儘のいくつもを私に要求してきます。それも言葉ではなく空気で、じつにさりげなく。。一見従順を装いつつもしっかり私を操縦しているようでもあり。。。こういうのを老獪というのでしょうか?


春のこのけだるい空気を言い訳に、めっきり「辛口」が陰を潜めてしまっています。感性も言葉力も春眠の中に忘れてきてしまったようで。。。そうそう、先日の「決勝」。世間の見方とは異なり、ひとり、「もしかしたらこの中に、12年前一緒に試合をした中学生がいるのでは?」と、赤いユニフォームばかりを見ていたとは、余り大きな声では言えませんが。。。事実です。