とにかく飛ばすことに命を懸ける「飛距離派」、綿密にコースを分析して一打でも縮めたい「スコア派」、人とは違った攻め方を創造したい「戦略派」、とにかくどんな手を使っても人に勝ちたい「ゲーム派」、服装など見た目をビシッと決めたい「スタイル派」、そして、ゴルフはつきあいのためと割り切っている「どーでもいい派」など。


「飛距離派」は、OBが怖くて振り回せるかというタイプで、スコアは度外視、とにかく振り切る!タイプ。中には、残り距離が120を切ると「クラブがない」ので、ピンに近づくほど途端に効率が悪くなる人も。

「スコア派」は、研究熱心。アプローチも上手い。というより、上手に(グリーンを外すなら)手前に外し、ピッチエンドランで寄せる。飛ばし屋を尻目に「あがってなんぼ」と割り切っている人、が多い。クレバー。

「戦略派」は、個性派。ロブショット、やパンチショットなど、ピンチの時ほど「燃える」タイプ。スコアも大事だが、「思い通りの球(筋)」が打てると満足する。ゴルフマナーやルールなど知識も豊富な人が多い。

「ゲーム派」は「何が何でも勝つ」ことが大前提。「勝つ」ことの嬉しさを知っているから「勝ち」にこだわる。経験も技術量(腕前)も豊富な人が多く、普段饒舌なのにプレイ中は極端に「無口」になる人も。

「スタイル派」はウエアや小物にこだわるおしゃれ派。新しいクラブはすべて試すクラブ派もここ。中には、P・スチュワートよろしくニッカーポッカーにハンチング帽の人も。ゴルフ(攻め方)はわりとオーソドックス。


「飛距離派」の人は「ナイスショット!」が何より嬉しいし、「スコア派」は(寄せワン)「ナイスパー」が真骨頂。「戦略派」は「この一打」に注目して欲しく、「ゲーム派」は黙って、必要なクラブをすぐ手元に。「スタイル派」はこだわりに気付いて欲しい。たいてい、朝のティーグラウンドあるいは最初の1ホールでおよそ分かりますが、キャディさんはこれらを見分けて適切な「気配り」が必要になるので、結構大変なのです。