この時期、順調に仕上がっているお子さんを見てみると共通点が浮かび上がってきました。

みんな勉強が好きな子です。
受験勉強を心から楽しんでいるようにみえます。
そして、男子はなんかオタク気質笑い泣き
地理にやたら詳しいとか歴史がやたら詳しいとか。
キミにとっては社会の勉強って趣味だよねってお子さん多いですし、天体やら宇宙やら地層とかの理科の特定分野でも実力を発揮します。

巷では、受験算数は先取りしないと難関中は無理って言われているようですが、そうでもないなという実感があります。
もちろん、気づいたら先取ってたよという算数オリンピック出場常連の子もいます。
親が教え込んだり、塾に通っての先取りの子が私の周りにはいないだけなのかもしれませんが……。


じゃあどうしたら勉強が好きになるの⁉️って話になりますよね。

それは親が勉強を教え込まないことだと思います。
教えて欲しいと言われたら、ヒントを出したりすることはありますが、カリキュラムを組んだり、参考書を教材に家庭教師のように教え込んだりしないということ。
塾に通っているお子さんの家庭は特に親が勉強を教えることはやめた方が良いと思います。
家庭学習だけで受験をということならば、通信教育や動画や詳しい解説がある教材を利用すると良いと思います。

親がすべきなのは、楽しく勉強する仕組みを作ることです。
これって、きちんとやろうと思ったらなかなか大変です。
結構努力が必要なこともあります。
お金もかかってしまうこともあります。

地理が好きなお子さんのご家庭は小学校を卒業するまでに、47都道府県全ての県に足を運んだそうです。
全ての方が、ここまでしないとならない訳ではありませんが、子どもに興味を持ってもらいそれを持続することに対するお母さまの情熱を感じます。

勉強を教え込まない最大のメリットは親子の関係が良くなります。
親というものは、教え込んでいるうちに怒ってしまう習性があるみたいです。
わが子がサクサク理解してくれないと苛々してしまうこともあるとのこと。
親が教えなければ、親は子どもが好きなことをするのに、応援する手伝ってあげるというスタンスを取れます。
これは親子でハッピーな関係だと思います。

また、先取りをしないことで、塾の授業を集中してその場で理解するスキルが身につきます。
受験学年になると、家庭に復習を丹念にするという時間はありませんが、授業内容は思考問題をあつかうこともあり、いかに授業できちんと理解をしてくるかということが勝敗の分かれ目のような気がします。
初見のことを一回聞いただけで、理解するにはやはりそのような授業の聞き方に慣れていなければ難しいと思います。
集団塾のテキストを入手して先取りしてくれる塾もあるようですが、そうしないとついていけないのであれば、難関校は諦めた方が良いと思われます。


以前も紹介している本ですが、勉強を好きになってもらう工夫がよくまとまって書かれている本です。
手に取ってみて、これはやれそうねというものがあれば取り入れてみてください。
心理学におけるやる気の研究を元に、「ワクワク」されて、「やりがい」を感じさせ、「自分もできそう」と思わせ、勉強してよかったなと実感してもらえるように誘導するやり方が書かれています。




かあさんの中学受験のマストアイテム


このブログは私の主観で書いています。

必ずしも、全ての方に当てはまるわけではないと思いますし、一般的な観点からは正確性に欠ける部分もあると思いますが、経験したことを正直に書いています。

こんな話もあるんだな程度に読んで頂ければ助かります。

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