赤いちゃんちゃんこは嫌だ!

これは最近よく聞く60歳の方がおっしゃる言葉です。高齢化社会とよく聞きますが、
以前と比べて還暦の方は若くなったと言われます。
親が還暦、何かしてあげたい。でも赤のちゃんちゃんこは嫌だ・・。
そんな両者の思いが心の溝を深くしてしまうことがあります。
日本老年学会では高齢者の定義を「75歳以上」とすることを求める提言を発表しました。人生の軌跡は人それぞれ異なり、
その中で高齢と感じる部分はさまざまですが、一般的に75歳以上を高齢と提言することは納得できます。
しかし、干支で一回りしたことも事実です。ここで人生を一度振り返ることもよいと思うのです。
親の人生の中で子供の存在は大きく、心の大部分を占めていると思うのです。
親から見た子供の姿、子から見た親の姿、双方を振り返る。
そんなきっかけを作るお祝いのひととき。そのような60歳の誕生日になると、親も子供も長寿のお祝いという枠の外側で改めて、感謝の気持ちと感謝の気持ちが伝わるのかと思うのです。