毎週水曜日、私は実家に帰リ1泊します。実家には80歳の母と79歳の父が住んでいます。
母は半年前に右手首を骨折し手術をしました。随分快復しましたが、手首に力が
入らないようです。父は昨年10月末に脳梗塞で救急車で病院に運ばれました。
幸い身体への後遺症は殆ど残らなかったのです。また母が骨折した同じ時期に
腰を悪くしました、その後、腰椎の圧迫骨折と診断されました。その後の治療も安定せず、
さらに状態を悪くしてしまい、最近は歩行も難しい状態になりました。
昨年10月に実家の両親、姉夫婦、そして私の家族で群馬県の四万温泉に旅行に行きました。
昨日帰った時、そのビデオを両親とみました。
そのビデオには普通に歩行している両親の姿がありました。いつも私は実家に帰った時に
両親が元気になるように映画のDVDを借りて帰ったりするのですが、昨日は借りて帰ら
なかったので、一年前の四万温泉のDVDを見たのです。
DVDを見ていて、まさか1年後にこのようになっているとは思いもしませんでした。
母と「あの時旅行に行っておいてよかったね。」と話しました。両親とDVDを見ているうちに
段々みんな会話がなくなってきて、ちょっと暗い雰囲気になってしまったのです。しかし
もう少し時間がたつと、父はDVDをよく見ていて、「あのダムは奇麗だったなぁ~」と
言ってくれて、その場の雰囲気は少しよくなりました。母も段々しゃべるようになり、
「あの時は午前中は天気よかったんだけど、午後からすごく寒かった」とか、
私も言いました「また行きたいね」と、希望という言葉はおこがましいですが、少しだけ
明るさを取り戻した実家のひと時でした。