「そもそもプリザーブドフラワーって何?」という事に
ついてお話をしたいと思います。
造花でもなく、ドライでもなく、生花そっくりなのに水を必要と
しない不思議な花。 まさに、”魔法の花”プリザービウドフラワーと
言われるゆえんですね。
さて、いったいどうやって作られているのでしょうか?
大まかに言えば、プリザーブドフラワーとは専用の加工液を用いて
一旦お花の樹液を抜き取ります。
このときお花の色素も一度失われます。そこに、長期保存を促す
薬品と好みの色素を吸収させ、完全に乾燥させると、
プリザーブドフラワーが完成するという仕組みです。
ちなみに、プリザーブ=preserve、「保存」するという意味なんですよ。
プリザーブドフラワーの発祥は、意外にも新しく1991年にフランスで、
ヴェルモント社が切り花を長寿命化させる製法として発表したのが
始まりと言われています。
その後、パリの有名フローリスト達によって様々な作品が発表されました。
日本では1993年の国際貿易展にヴェルモント社がプリザーブドフラワーを
出展したことをきっかけに知られるようになりました。
当時はほとんどを輸入していましたが、現在では日本でプリザーブド
加工を行うメーカーも増え、日本の花が持つ独特の個性を世界に知ら
しめるようになったのです。
ということで、まとめますとプリザーブドフラワーというのは、
(1)専用の過去液でいったん、樹液を抜きとる
(2)自分の好みの色素を吸わせる
(3)色素が定着したら、自然乾燥して完成
という流れで作られるという事ですね。
これで、あなたもプリザーブドフラワーの製造方法は
ばっちりです。
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