古代ローマの哲人キケロは『人の性格と年齢が熟してかたまってからでないと、友情が本物であるかどうかは、判断が難しい』(友情について著)


21世紀少年の作者は『友達なんてなろうと言って、なるもんじゃないぜ』と主人公に言わせている。

(読売新聞 北 連一さんのコラムより)


チューリップ赤『ともだち』  この言葉は、私にとって永遠の謎チューリップ紫


小学生の頃、クラスはいくつかのグループに分かれていて、私は遊びたい仲間と遊べない時があった。


私が入っていたのは、男子4人・女子3人の優等生グループ。


勉強が出来ない私は当然入れるグループではなかった。


なのに、リーダー的女の子が私を離さなかったのです。


5日のブログにも書いたけど、40年振りに話した小学校同級生のKさん。


彼女の話を聞いて、何となくその答えが分かった気がした。


彼女は有名私立中学に入学、高校へ上がり別の大学を卒業した頃に、パオロットの同級生と結婚


娘さんも、有名私立中学に入学し、そのまま大学を卒業した・・・順風満々の生活だったようです。


片や、私を仲間に引き入れた友達Mさんは??


24才位の時、一度電車の中でバッタリ会ったのです。


Mさんは、大学卒業後某有名企業に入社したようだった。


「凄いねェ~!」と褒めているのに、どこか元気が無かった、だからそれ以上は話さず電車を降りた。


Kさんにその話をしたら「Mさんは某企業なんかに入社していないわよ!」と言うのです。


「じゃぁ~バイトでもしてたのかしら?」 「そうじゃないの」との事


そして、Kさんの話によると、彼女は結婚して子供を生んだ直ぐ後に、ご主人に死なれて1人で子供を育てていると言うのです・・・。


Kさんが新居を建てた時、遊びに来てくれたとか・・・『明と暗』


Mさんは、どんな気持ちでKさんの家を尋ねたのだろう?・・・そう思った時


負けん気の強いMさんは、あのグループにKさんと2人だけなのが耐えられなかったのでは?


そんな時、勉強は出来ないけど隠れ蓑に出来そうな私がいた・・・と言う事だったのかも?と初めて思った。


真意は分からないが、おかげで私は、中途半端な友達関係の中で、卒業後も付き合ってゆきたい人達との交流が出来なかった。


40年振りの同窓会で、逢いたい友達に誰一人逢えない、消息すら分からない状況に、あの時の仲間はなんだったのかと・・・今更聞ける事でもないが、Mさんに聞いてみたい。