15日に放送された『リアル・クローズ』と言うドラマ。


デパートで婦人服を販売する女性達の姿をドラマにしたものでした。


映画の『プラダを着た女』の真似かな??と思えなくも無い。


部長が部下に、チョー早口で指示を与える所なんかは『プラダ・・・』そのものだよね?笑


仕事が出来る女達の戦場は・・・本当にこんななのかしら??


『早い』と言う言葉が禁句のようなスローテンポの私には、到底できない事ですショック!


私も昔、婦人服の販売をしていたので、何となく懐かしい気もしましたね。


時々デパートへ行っては、今の販売員さん達と接しているわけですが・・・。


どう考えたって・・・シワ苦茶なおばさんが入店して、こんな服を着られるわけが無いでしょう??と思うのに、勧めてくれるのよね??


今の時代は、どんな人がどんな服を着ても誰も何も気にしない世の中だから、売れればいいと言えばそれまでですが??笑


それに引き換え、ブランドショップ・・・特にフェンディなんか・・・絶対に「いらっしゃいませ」も言って貰えないからね・・・アハハハハ


買えないし・買う気もないし・ただ見てるだけだから文句も言えないけどさ??パンチ! 


当時私が働いていた店は、渋谷にあってトレンドショップだったから、アバンギャルド的な打ち出し商品が入るのです。


保守的な私は、本当なら働いてはいけない部類の・・・店に適していない販売員だった。

(私だって渋谷は大嫌いで、銀座希望だったのに・・・)


打ち出し商品が入るたびに「こんな服を着る人がいるの??」と思っていた。


ある日、さっそうと入店してきた女性が、それらの服を5着まとめてご購入!!


私が接客したものの・・・自分が苦手な服なので勧めるも何もなく・・・お客様自身が、ご自分を知っているタイプの女性だったので・・・助かった・・・ガーン


ところが次の日、私が食事に出ている間に返品に来たというのである。


理由は、買い物を済ませた後小物を見ていたら、私がレジの所で、そのお客様の悪口を言っていたというのである。


一度は帰宅したものの、それらの服を着る気がなくなったと言う事だったらしい。


私は血の気が引いてしまった・・・ガーンしょぼん


私は銀座の側に住んでいた事があり、毎日のように銀座へ行ってはデパートの店員さんの接客態度を見ていた。

「もし私が販売員になった時は、似合わないものは似合わないと言ってあげよう。無理に売りつける事だけはしたくない」そう思っていた。


まさか本当に販売員になるなんて思ってもいなかったけど・・・だからこそ、いくら自分の好みに合わない服を販売したにせよ、お客様の悪口を言うなんてありえなかった!!


高いお金を出して買って頂いたのに・・・嫌な気分にさせるなんて・・・そんな事ありえない!!


しかし先輩が「私も、あなたが悪口を言っているのを聴いた気がする・・・」と言うのです。


よくよく考えてみれば、「こんな服を着る人がいるんだね??」と言うような事は言っていたかもしれなかった。


でもそれは、悪口なんかじゃない!!


本当なら私も渋谷で働く以上、トレンドな服も着こなせなければいけなかった。


でも、体系云々を考えてみても、無理なのでした・・・ワンピース


だから・・・流行の最先端を堂々と着こなせる女性に対する賛美のつもりだったのです。


だけど、どんなに言い訳しても・・・軽はずみな言い方をした私が悪い。


電話の前で、「謝らなくちゃ・・・」と思いつつ、とうとう電話できなかった。


何でしなかったのか・・・・??


もう、30年も昔の事なのに・・・今でも、あの人に謝りたい気持ちです。