朝のニュースで、ニューハーフの『ベティーさん52才』が無許可のまま風俗経営をしていたとかで捕まったらしい。
何だか懐かしいベティーさん。全然テレビで見なくなったと思ったら、52才だって!
同年代だったのね!!知らなかった!!
ニューハーフ・オカマ・ゲイ・・・・呼び名は色々あるけれど、内容的には同じ?などと私は考えていましたが、彼女達からすると、色々薀蓄があるみたいですね??
ゲイで思い出すのは・・・。
何年か前、あれこれサイトを覗いていたら、ロスに住む男性がメル友を探していました。しかし、日付を見るとかなり前のもの。
でも、アメリカに住んでいると言う事でメールしてみたのです。
ダメ元でメールしてみたものの、ナント!!返事が来ました!!
「何故、僕の事を知ったのか??」と言うので、サイトの話をしたら「そうですか、全然忘れていたけど、そう言えばそんなサイトに書き込みをしたような??まだ残っていたんですね・・・」と言う。
それから、彼と何回かメールのやり取りをした。
サイトには、『人形の着物などを作っている』と書いてあったので?何をしている人なのかと思ったら??
バービー人形を1500体持っていて、サイトで販売しようか考え中。
日本でもブームになったお人形に、着物を着せてネット販売したりしていると言う。
アメリカでは、こうしたお人形に着せる洋服や小物を見せ合ったり、販売する大きなマーケットが年に何回か開催されているらしい。
彼の趣味で始めてみた事が、アメリカ人に受け、初めはいい商売になったのだという。 しかし、それも下火になり・・・・バービーを手放そうかと??
でも、大切なお人形なので、決断が出来ないでいるようだった。
彼のメールの内容が、私より1つ年上だと言うのに幼い感じがした。
何でかしら??と思っていたら、彼は聾唖者だったのです。そして、ゲイ。
幼い頃、酷い虐めにあい、母親を振り切って日本を出てしまったのだと言う。
今は、アメリカ人男性と同棲・・・人形が縁で友達も多い様子だった。
しかし、年と共に日本へ帰りたいと言う思いと、日本でまた虐めにあったら・・・と言う思いが彼を段々追い詰めていた。 彼は、鬱に苦しんでいるようでした。
その頃日本では、オカマブーム!!
カバちゃんや仮屋崎さんと言った個性派が、毎日のように画面に登場していた頃だった。 だから、私は、独断で新聞社に売り込みをしてみた。
新聞社から「もう少し詳しく教えてください。内容によっては、ロス支局から記者を送ります。」と言ってくれたのです。
ですが、彼がなんと言うか?? 彼のハンデを公にして、傷つけてしまったら??
恐る恐る彼に話した。
「そうですか!気にしないで下さい!僕も、マスコミに自分の事を売り込みたかったのです。でも勇気がなくて・・・話を進めてください!!」と言われ、ホッとした。
新聞社へは、私が彼の様子を書こうと思ったのですが・・・でも、履歴なのだから本人が売り込んだ方が言いと思い、新聞社へメールするようにと話した。
ところが、何日たっても新聞社からも、彼からもメールが来ない。
待ちくたびれて彼に聞いた所、メールを送ったけど返事が来ないのだという。
不安になった私は、送信したメールを見せて欲しいと頼んだ。
そのメールを見て、ガッカリ・・・・詳しい話をメールして欲しいと言ったのに・・・。
『新聞社の方へ、是非僕の話を聞きに来て下さい。』だけだったのです。
それ以来、彼とのメールもまばらになり、「大切なペットがまた死んだ・・・」と悲しみに明け暮れている様子・・・・鬱が酷くなっている気がした。
彼にメールをすると、変な英文字メールが付いてくる様になりました。
彼に話すと、「そのメールは開かない方がいい。僕はそんなメールを送っていないから・・・」と言う。
その後、彼にメールをしても彼には届かなくなった。その変なメールが邪魔するのです。ウィルスメールだと困るので彼にはメールできなくなった。
日本に居る友達と毎日のように手話メールをし、パソコンのニュースで、私より日本の事に詳しかった。
日本に帰って来たいなら一日も早く実現させて欲しいし、元気でいて欲しい。
もう、日本で暮らしている事を・・・・願っています。
