皆が寝ているので・・・・もう少し書いちゃおう!!!


夫の親戚が伊豆にあり、家族で泊まりに行った時の事でした。


雨戸を閉めた暗い部屋で寝ていたけれど、アルミ缶がカラカラ鳴る音で目が覚めた。

外は風が強いのだろうか??アルミのコップに紐を繋ぎ、それが瓦屋根の上で風に吹かれて転がっているような音なのです。「うるさいなァ~~」と思っていたら。

隣の部屋に電気が点き、欄間から光が漏れた。「家の人が寝に来たのかしら??」そう思った。


しばらくすると、部屋の中からブツブツと小言を言うような言葉が聞こえてきた。

何か怒っているようだが聞き取れない。 そのうち、何かビニールでも蹴っている音がする。

怒りながらビニールを蹴飛ばしているようでした。 私はいつの間にか寝ていたようで・・・・。

「ゴォ~~~~~ン!!!」物凄く大きな鐘の音で飛び起きた!!!心臓が止るかと思った!!!笑


そんな音を聞かされては誰も寝てはいられない。

雨戸を開けて「ギョッ!!!」目の前は・・・・お寺でした。ほんの数メートル先に大きな釣鐘が!!

布団をたたみ始め・・・・私は、夜中の事を思い出し、隣の部屋の襖を開けて凍りついた。

家の人が寝に来たと思ったのに・・・・寝るどころか、狭い部屋には大きなテーブルが置いてあり、人が横になるスペースなどなかったのです!!!

おまけに、部屋の隅になる小さな鏡台の前に、手編みカバーで作られたクッションが、あの音を連想させるビニール素材の袋に入って置いて会ったからです!!!!!!


中学時代、テレビを見終わり、「ウッ~~ン!!」と背伸びをした後、気が付けば、真っ暗な闇の中でうつぶせになっていました。

目が慣れるまで何処だか分かりません。ようやく目が慣れてきた時。

遠くにチラチラと光が見えました。 よくよく見れば、ボッ~~と橋が掛かっている。

それでようやく、チラチラした光が川の小波だろうと思った。

すると、橋の上から白い人影が私を手招きしている・・・・「誰か呼んでいるから行かなくちゃ」

そう思って行こうとしたら「由美ちゃん!行っちゃダメ!!」と母の声がした。

「どうして・・・??」と振り向いたとたん、息が出来ない!!!苦しい~~~!!死ぬ!!と思ったとたん目が覚めた。

大きな物音で、隣の部屋から母親が飛び出してきた「今の音何よ!!」


私は狭い部屋にくの字に倒れていたのです。ポットなどを倒してはいたものの、テーブルや、角の尖った家具を避け上手く倒れていた。 家具の角に頭をぶつけていたら、一巻の終わりだったでしょうね・・・・。

そうです、私はどうやら・・・・三途の川に行っていたいたらしいのです。 つづく