韓国に着いてまず最初にしたこと、生きるためには食事をしなくてはなりません。食堂のメニューを見てもちんぷんかんぷん。そこで、メニューを書き写すことにしました。ときには商売敵かと思われ怒られたりしましたが、とにかく注文できるようにしなければ、とそれなりに必死でしたね。もちろん、ホテルや観光客向けの南大門市場にいけば、日本語メニューもあるのですが、最初は日本食にこだわったので、焼き鳥やら魚の種類やら、韓国語ハンドブックには出ていないメニューの習得に励むことになったのでした。


後に韓国料理にハマッテいくのですが、韓国にはホテルを除けばまともな日本食はありません。韓国の日本料理は似て非なるものです。海鮮の店に行くと、刺身があります。「フェ」といいますが、包丁の腕が悪いのか、よく骨が残っています。食べていてガリッとくるのは何とも・・・。韓国人が好きなのは、小さな生きたタコをそのまま食べる「センナックチ」(韓国語はもううろ覚えになっていますので間違えたらゴメンナサイ)、気味が悪いうえ、口の中でくっついて離れなくなたりして、もう勘弁してくれって感じです。極めつけはアンモニア臭のエイの刺身。こればっかりは、説明できません。是非、韓国に行った際にはお試しください。案外病みつきになるかもしれません。

世界中どこへ行っても最初にその地に降り立ったとき、胸がわくわくするのを感じますが、唯一例外だったのが韓国。道行く人の顔、町並み、走っている車も日本車のコピー、看板のハングル文字を除けば、日本と何ら変わらない! 家内の中国の故郷でも、異国ムードがプンプンしますが、韓国は何か懐かしい感じがして、あまり違和感がない。ここ本当に外国?というのが最初の印象でした。きわめつきは、空港に迎えにきてくれた現地スタッフが、流暢な日本語で「お疲れ様です」とご挨拶。英会話力をブレイクしようと思っていた私の夢が崩れ去った瞬間でした。

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さて、私が韓国行きを命じられたのは、バブル崩壊から数年後、今でこそワールドカップ共催や韓流ブームで本当に身近な国になりましたが、当時はあまり人気はありませんでした。ヨーロッパ行きを希望していた私はショックを隠しきれず、というのも一緒に研修した同僚がみなヨーロッパ!。あんなに研修がんばったのにと思いつつ、さらに悪いことに、今と同様、北朝鮮と緊張状態であったため、家族帯同せず、単身、片道切符を手に成田を発つことになったのでした。