昭和歌謡シリーズ
 弁天小僧 
(歌手・三浦洸一 )

昭和30年のヒット曲ですが、今では聞かない言い回しや言葉遊びが続き、歌舞伎の演目や白浪五人男をご存じ無ければ何の事やらの歌詞ですね。
この歌がヒットしていた頃はかなりポピュラーだったんでしょうね。



牡丹の様なお嬢さん
シッポ出すぜと浜松屋
二の腕かけた彫物の
桜にからむ緋縮緬
しらざァいって 聞かせやしょう
オット俺らァ 弁天小僧菊之助





以前を言ゃあ江の島で
年期づとめのお稚児さん
くすねる銭もだんだんに
とうとう島をおわれ鳥
噂に高い 白波の
オット俺らァ 五人男のきれはしさ



着なれた花の振袖で
髪も島田に由比ヶ浜
だまして取った百両も
男とばれちゃ仕方がねえ
つき出しなせえ どこへなと
オットどっこい サラシは一本切ってきた



素肌にもえる長襦袢
縞の羽織を南郷に
着せかけられて帰りしな
にっこり被る豆しぼり
鎌倉無宿 島育ち
オットどっこい 女にしたい菊之助