時間があったので、ようやく念願のシウマイ弁当をゲットしました。

ご存じない方のためにご説明しますと、横浜名物シウマイ弁当を販売させて貰えないかと姫路の駅弁業者、まねき食品が横浜の崎陽軒に頼み込み、一年半以上の試行錯誤を重ねて完成させた関西風シウマイ弁当で、ちゃんと崎陽軒の許諾を受けた商品です。


関西風と銘打つだけに、横浜のそれとは色んな所が違います。まずはパッケージから、横浜の龍に対してこちらは関西らしく虎をデザイン。
また、京阪神の名所が描かれたスポットも。
そして、全体の重量は「シウマイ弁当」に対し、「関西シウマイ弁当」の方がおかずはややぎっしりと詰まっているようです。
共通するおかずのうち、筍・蒲鉾は「シウマイ弁当」が大きめ、唐揚げは「関西シウマイ弁当」の方が倍ほど大きく、魚はシウマイ弁当がまぐろ漬け焼きに対して関西は鯖の幽庵焼き。脂の乗った鯖は実に美味でした。
ご飯は、どちらも“もっちり”。
また、ご飯の上に乗るゴマが白く、梅干しが青から赤になっています。
メインディッシュのシウマイは出汁を練り込み、ひと口噛んだ後に出汁の旨味を味わえます。初めから濃厚な味わいの横浜に対して姫路は後から旨味が追いかけてくる感じでした。
筍は拍子切り、かつ姫路駅ホームの名物「えきそば」の出汁で煮込んでいます。ただ少しだけ汁気があるせいか、関西はバランの位置も筍と鯖の間にあります。
玉子焼も関西風味のふんわりだし巻き。
口直しは横浜のあんずから、こちらは丹波の黒豆の甘露煮に。
全体に、冷めても美味しい崎陽軒のシウマイ弁当をお手本にしつつ、関西風味の美味しさを凝縮させたお弁当でした。




姫路にお越しの際はお勧めします。
ごちそうさまでした。