ヨドバシカメラの貯まったポイントで引き換えた映画のDVDです。実は作品自体最近まで知らなかったんですが、ネットで特急こだまの食堂車が舞台の映画があると知り、更に数年前にDVDが発売されていたので、これは買うしかない！と注文しました。
出演は左からフランキー堺さん、団令子さん、白川由美さんです。内容は東京～大阪間の特急こだまの車内で巻き起こる様々な事件や人間模様を描いた群像喜劇。
主演格は食堂車や車内販売の日本食堂スタッフのリーダー、団令子さん。この人がとにかく可愛く、しっかり者で芯の強い女性を好演。食堂車は関西のスタッフの設定なので皆関西弁で喋るのですが、京都出身でネイティブな関西弁の団令子さんはもとより、九州出身のフランキー堺さんも違和感のないアクセントでさすがです。
そして、何かと対立するプライドの高い旅客担当乗務員のリーダーが白川由美さん。
こちらは標準語ですが、この方の気品は半端無く、しかもスタイル抜群。このころの映画スターは選ばれた存在である事が良く分かります。
この他にも当時団令子さんと共に『東宝お姐ちゃんトリオ』で人気があった中島そのみさんが、今で言うアニメ声の小悪魔的な魅力で、小沢栄太郎さん演じる食品会社のエロ親父社長をメロメロにさせる様子などは最高。
DVD画面から、当時の資料。
そして電車好きとしては、何より1961年当時の新幹線開業前の特急こだま号の活躍する姿を観られるのは感動もの。
実際の駅の発車、到着シーンなど実写部分に、寸分違わぬ客室と食堂車のセットで繰り広げられる悲喜こもごものドラマ。
車内販売や食堂車の当時の様子などは、資料としても貴重なものだと思います。
実は届いてからもう10回以上観ましたが、まだまだ飽きません。
よくぞDVD化してくれたものです。
本当に楽しい作品です。