ゴーストバスターズって本当にに面白いと思って観てる?
雰囲気に惑わされてるんじゃなくて?

 

僕が本作を観たのは正にその公開当時で、中学生の僕は
当然映画館に観に行った。

だが親から与えられていたあまりに少ない月のこづかいだった
から失敗は許されない。
それでも「ゴーストバスターズは面白いに決まってる」と
思い行った。

 

あの時代の映画館は座席予約システムなんてものはない
どころか、『立ち見』すらあった。

 

またネットはもちろんのこと、ビデオデッキの普及すら

ままならぬ時代だった上に、テレビでは新作はなかなか

やってくれない。
また現在の映画ソフト(ブルーレイやDVD)と比較すると
映像も汚い上、再生回数の寿命がはるかに短いビデオ
テープが、現在のDVD等と違って1本15000円(しかも
現在よりいくらか物価も安い)近くしたから、見逃し
たら数年観られないなんて事はざらだった!!

まさしくあの頃の映画は、エンタテイメントの王様と
言えただろう!!
(尤もニューシネマパラダイスの時代なら猶更そうだと
思われるが…)

 

そして大スクリーンで観たゴーストバスターズの面白さ
と来たら…!!!
入れ替え制がなかった時代なので確か2回観たと思う。
もちろん一回目は立ち見だった。

 

…………そしてそれから20ン年、すなわち数年前に
ゴーストバスターズを再び観たのだ!!
もちろんその間にも何度も観ているから、僕にとって
何回目かの家での鑑賞だったが、そこが正に
『ターニングポイント』だった!!!!

 

すなわち…
『何だよこれ、全然面白くねぇじゃねぇか!!!!』…と!!!

 

 

まず最初に観た時と色んな状況が変わっていた。
それは世の状況も自分自身の状況も。

すでに昭和ではないし、一生童貞かもしれないと
不安になっていたけどそんな事もなかったし、また
「俺は30になるまでに生き急いで死ぬ事になるだろう…」
と思っていたが、バッチリ血糖値を気にしながら
30なんて若蔵よ、とばかりに生きている!!

マークボランでもシドビシャスでもジミヘンでもジム
モリスンでもランディローズでもジャニスジョプリン
でもない!!!
若くして歴史に残る偉業を果たし、30前にして死ぬ!!
と本気で妄想していた。


そんな、胸の中の中2病黒歴史のbefore/afterの彼岸を

たゆたう小舟に、スターウォーズやターミネーター等と

一緒に、ゴーストバスターズも乗っていた。
(他には遊星からの物体X、エレファントマン、
エイリアン、アマデウス、エマニエル夫人、青い体験、
超能力学園Zなど…)

 

 

まぁそれはともかく、何故本作が全世界的に大ヒットし
面白いと思われたのかが解らない…
そして数十年を経てまた新作が出ると言うではないか!?
てか2で懲りてないのか!!?(あとエヴォリューションも…)

 

いや、1はまだ許せる!!
そうは言っても何度も観ているし…


ホントに2は天地神明に誓って心底糞つまらなかった!!
あれのつまらなさは異常だった。

 

しかも1はテーマ曲が圧倒的にカッコ良く、ある意味我々
世代の洋楽への入り口と言って差し支えない不朽の名曲
だが、2ではあれ程の名曲もない!!

その後もD・エイクロイドが出演する、Xファイルの
モルダー役が主役の、上記「エヴォリューション」なども
勘弁して欲しいほどつまらなかったし、勝手に想い出の中で
美化した僕が悪いんだろうけれど、僕はこのカントクの
映画に触れない方が良いのかも知れない…

(まぁとは言え、「Gガール(キルビルの人が主人公)」は結構

好きだがw)

 

 

とりあえず新作の熟女ゴーストバスターズも観に行く
とは思います。
そしておそらく2000%文句を言う事になろう…