久しぶりに模型職人の叔父貴から電話。
「TBSの何チャラって番組の中で使う、フィギュアが
必要らしいんだが原型造らないか?」と。

そうそう、以前にも何度か触れたが、死んだオヤジ
とその弟である叔父貴は共に模型職人。
まぁジャンルは違うとは言え、僕がクリエイティブの
世界に入ったのも、この環境の中で育った必然かな?
と思う時がある。

ただ叔父貴も死んだオヤジも、僕と大きく違う
のは、幾何学的で無機質な、どちらかと言うと
図面を引いたりするような、工業製品的な
モチーフが得意だ。
なのでキャラ物とかだと、腐っても漫画家である
僕の方が彼らよりも勝っているらしい。

ちなみに叔父貴の作品。


カメラ
(何かしらの見本市での展示物。隣にある
脚立で大きさを判断して欲しい。)



酎ハイ
(何かしらのイベント使用。室内の
蛍光灯で大きさを判断して欲しい。)



さて僕はそもそもバラエティ番組とか好きじゃ
ない。
僕は意外にも、淡々とした静かな番組が好きで、
ゲイノー人がバカ騒ぎするのを観て、何が面白い
んだろう?とさえ思ってしまう。

どーやらそれ系番組で使うフィギュアらしい。
叔父貴の話を聞いていると、例えるなら『スーパー
ひとし君』ぽいものを、明石家さんまをモデルに
造るとか。
とても興味深いなぁ~
特に現在漫画もスランプだし、何か新しい刺激も
得られそうだし…

納期的に徹夜を余儀なくされそうだが、僕は請ける
事にした。
まぁ同じ徹夜でも、原稿作業と違って楽しい作業
ならば苦にはならない!!
もっとも7~8年くらい前は、原稿作業の徹夜も
苦にはならなかったのだが…


ちなみに叔父貴の会社(制作工房として株式会社に
なっている)は言うまでもなく弱小なので、下請けの
下請けの更に下請けの…と言った具合に、ピラミッド
の階段を何段も下った、かなり下層にある。
一段上の層の会社は、叔父貴の直の友人らしいのだが、
何でも小堺の番組で転がしているサイコロを、造ってる
工房らしいのだ。
あんな番組全く興味なかったが、こんな話を聞くと
ちょっとだけ好感が持てたりする。


ところが電話を切って10分後、再び叔父貴から
電話。

よくよくクライアントに聞くと、その納期で
フィギュアを29個造る!!と言うかなりハードな依頼
だったらしく、断ってしまった!!との事…
楽しみだっただけにちょっと残念…
でも請けないで正解だったね…