さて昨日の日記では「昨日BIGBANGと言う韓国
アイドルのコンサートに行った」
と書いたが、
それは東京ドームに隣接した、ドームよりは小規模な
JCB
ホールと言う場所だったのだが、実は同日同時刻
すぐ隣のドームでは、X JAPAN復活
コンサート
をやっていた。

会場に向かう駅からの道で、明らかにXのファンと
解るカッコウのコスプレイヤーから、パッと見は
解らないが間違いなくドームに向かっている人などと
何人もすれ違ったが、アンチXだった僕も軽く微笑
ましさと懐かしさを感じた。
昔の僕だったら、Xなど存在すら否定した、にも
関わらずだ!!!!



そう、今から10年とちょっと前、僕も茶ロン毛に
してバンド活動をしていた。
実際に、ヘビメタル~スラッシュ~ハードコアと
呼ばれる音楽に近い部分もあった僕、Xとかぶる
部分は無い訳じゃなかったばかりか、むしろこの世に
存在する数多くの音楽ジャンルの中で、上野と御徒町
くらい近い存在と言えたが、当時の僕はXを物凄く
嫌っていた!!

正直、XってRockファンからすると、存在が
『お子様ランチ』的なんだ。
昨日まで歌謡曲を聴いていた人が『今日からX!!』
みたいな感じで。

またあれだけ凄いカッコウしてるくせに
『ボク、寂しぃの☆』みたいな女々しい詞も、
どうあっても受け入れられなかった。


だがこれは明らかに『同属嫌悪』と言うもので、
否定しながらも結局は心のどこかで『似た者同士』
と認めているからこそ、許せなかったとも言える。

例えば右翼団体と左翼団体の確執。
例えばキリスト教とユダヤ教の確執。
例えば暴力団のA組とB会の確執。
外野から見れば、どれも似た者同士の同類。

しかしだからこそ、尚、否定を試みたものだった。
僕ももしXが演歌やジャニーズ系バンドだったら、
視野にさえ入るはずもない。

そして正月などに久しぶりに会うような叔父などに
「お前も髪伸ばして染めて、Xとか好きなんだろ?」
と決まって言われるのが腹立たしく、
「あんなのと一緒にしねぇでくれよ!!」と答えた
ものだった。
だが概して、あるマニアックなカテゴリに属する
人々のその差異は、外野には決して解らない事も
少なくなく、例えば【ホモ/ゲイ/おかま/ニュー
ハーフ/シーメール…など】の違いは、ノンケには
なかなか解らなかったりする。
ましてや「最近の若いロック歌手で…」などと言って
矢沢の話をするような演歌系の叔父さんにとって、
ビジュアル系とN,W,O,B,H,Mの違いなんて、5時間
話したって説明が付かない確信さえある!!

そう、どう否定しても世間の目からは同属なのだ。
何しろ当時の僕のバンドのファンにも、X好きな
子もいた
し!!


さて、そんなバックボーンがあった僕だが、おととい
ドームの前をうろついていた連中を見て、微笑ましさ
さえ覚えたと上で記している。
以前にはなかった穏やかな、優しい気持ちだった。
それは何故か…?

おそらくそれは、僕が音楽から離れたからだろう。

個人的なこだわりや美意識は、生活する上で邪魔になる
事の方が多いが、人として、熱く生きる上で、激しく
何かを否定するネガな情熱もまた必要悪ではないか?
と思う事が最近多々ある。
良い意味でも、そして悪い意味でも僕は丸くなった…




話は変わるが、Xのコンサートでは、決まって
ドラマーのYOSHIKIが演奏中に失神という演出
じゃなかったw、アクシデントが超高い頻度で起き、
頻繁に倒れると言う、常識的に考えれば天文学的な
確率でしか起こり得ないような現象が、ほぼ毎回と
言う高頻度で起こるそうだ。
で、毎回ファンの女の子達が
「YOSHIKIーーーーっ!! 死なないでーーーーーっ!!!」
と本気で泣き叫ぶらしい。
(ちなみに上記の僕のバンドのファンの子もよく
行って、そしていつも泣いていたと言う…)

ネットを見たら「あれは本当に失神している!!」
「いや、演出だ!!」だの、21世紀にもなったのに
未だに繰り広げられている!!
正直どっちでも良いけど(そもそもRock自体が
音楽性以外の付加価値やニュース性で売れるケース
だって多いし)この人の曲は全く良いと思わなかった
が、ただただショウや話題性を作り上げる人、と
言う意味では上手いなぁと思う。

ある意味、L.ツェッペリンのジミーペイジみたいに、
どう見せれば効果的か?を考えた結果なんでしょう
ね…って言ったら褒めすぎだな。



ところでこの『失神パフォーマンス』、初めてやった
バンドは何て言うバンドだか知ってる?

なんと『エックス』ならぬ『オックス』と言う、
1960年代グループサウンズ(GS)全盛期に存在した
バンドなのだ!!


スワンの涙

オックス・ガールフレンド


現在の感覚で見るとビジュアル系はおろか、ただの
不似合いなコスプレイヤーにしか見えないが、
当時はグループサウンド全体の中で見ても、ナヨナヨ・
ナルシス系の先駆者で、トップを突っ走っていた!!
この『オックス』、僕にとってもあまりに昔でリアル
タイムではないが、『エックス』と『オックス』、
そしてそれを結びつける『失神パフォーマンス』…
この関連性に妙なエニシを君は感じないか?

興味ある人は是非聴いてみて下さい。



ちなみに映画「パッチギ」の冒頭の部分でオックスの
コンサート風景が再現されていますので、そっちで
観た人もいるんではないでしょうか?

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