なんとか今回の入院を終えました…
今回の病気で感じた事や体験した事を何度か書いて
いこうと思うので夜露死苦…


さて今回僕が患った痔瘻肛門周囲膿瘍は、
一応痔のカテゴリに分類されるが、広く一般的に『痔』
と言われて思い浮かべる病状とは大きく異なって
いて、薬での治癒は絶対にあり得ないと言われて
いる、痔の中では難易度の高い病気だ。
しかもその痔瘻・肛門周囲膿瘍と呼ばれる病状の
中でも、殊に僕が罹ったのはかなり稀にして、更に
難易度の高い病状であったらしく、画像の冊子に
ある『骨盤直腸窩痔瘻』にもっとも近いと診断
された。

痔瘻冊子



そして先日のブログで書いた『重い障害の懸念
とはここにも書いてある通り『人工肛門』化と
言う事だった。
まぁおそらく多くの人の想像通りだったと思います。
まさか痔が原因で失明するとか、痔のせいでアキレス
腱が切れたりはしないでしょうし…


さて、この『人工肛門』だが、もしこれがどんな物
であるかを存じない方は、一体どんな物を想像する
だろうか?
やはり僕も『人工』だけにプラスチックやゴムや
金属の精密なパーツを組み合わせた、電気的に開閉
する機械的な肛門を真っ先に思い浮かべた。
そしてむしろそれなら、そんなに嫌な事でもない
かも知れないとさえ思ったのだった!!


ところがよくよく『人工肛門』を調べてみると、
正に想像だにしない物である事が解った!!

それはお腹の、ちょうどヘソの横当たりに穴を
開け腸のゴールをそこに縫いつけただけ

代物であった…
しかも見た目も、いかにも内臓チックな赤っぽい
色の梅干しみたいなものが肛門として、お腹の上に
付くのだ…


人工肛門


{人工肛門(ストマ)参照;
http://images.google.co.jp/images?q=%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E8%82%9B%E9%96%80&ndsp=20&svnum=10&um=1&hl=ja&rls=GGGL,GGGL:2006-45,GGGL:ja&oe=UTF-8&ie=UTF-8&sa=N&tab=wi}


そうなると言うまでもなく、排泄はそのお腹に
ある肛門からする訳だが、それだけではない。
本来肛門を閉じる働きをする筋肉はお腹には当然
ない上に、また便意を感じる神経も断たれる…

すなわち僕の意思とは無関係に、腸の自然な
働きによってTPOに関係なく排泄する肛門を、
腹に備えると言う事になるのだ……!!


ではこの状態で日常生活をどうするかと言うと、
お腹にウンコを受ける袋を貼り付ける
のだ!!!!!
それだけなのだっっ!!!!
恒常的な対処はそれくらいしかない…
(他にも浣腸のような事をして、40時間程度
排泄を止める事が可能な方法もある。)


まぁ言うまでもなく、誰もが望んでなりたい状態
ではないだろう…
人工肛門になった人の悩みや体験を記したサイト等
を読むと『その袋から便が漏れないだろうか?』
『人前に出て臭いを指摘されないだろうか?』など
が記されている…

そして将来的に自分が万が一にも人工肛門を受け
入れる事が出来たとしても、周囲が受け入れる
だろうか?
場合によっては差別的・嘲笑的な視線に耐えられる
だろうか??

何でも渡哲也と言う有名人もそうらしいが、これが
もし自分の身体に備わったら一体どうなるのだろう
かと考えると、とても気が気でない!!
いや、多くの人もそうだったと思う…




とにかくそんな状況で臨んだ今回の手術だった訳
だが、ありがたい事に今回は回避する事が出来た。
やはり前の病院の紹介で来た今回の病院だけに、
伊達ではない高い医療技術を提供してくれた。


しかし僕の体内で今回同様の膿瘍が再発する
可能性は、残念ながら低くないらしい。
まぁ悪性腫瘍等と比べたら、死に至るようなモン
でもないが(時々ガン化するけど)その時にまた
人工肛門の可能性が浮上するのは避けがたい事かも
知れない…………



そー言えば前回のブログで僕は『自分が変わる
のが怖い』
と言うような事を書いた。

で、結果から言うと、2回目の入院前に思った
ような劇的な変わり方はしなかった。

だが、やはり少しは変わった。
いや、全く変わらない人がいるだろうか?
自分の脆弱さを具体的に提示された、人生初とも
言える今回。それと対峙する事、結果がどちらに
出ようと、賽が投げられた時点でどんな人間の心
にも、それが僕のような人間であっても、波紋は
残るのだ。


今回は何をも代償とせずに、1つ利口になる事が
出来た。
そしてそれは予期せぬ収穫であったと思うように
したい。