郷愁
住み慣れた環境を離れて旅に出るなんていうことは
迷惑以外の何ものでもない。
電車の音はうるさいし
車掌さんには顔を出すなって怒られるし
トンネルはいくら強がってみたってやっぱり怖い
夏と冬、毎年2回のぷれこの帰省は
ボクにとっては拷問だ。
だけどね……
今、どのあたりかなぁ……
あずさ号の窓から見た景色は飛ぶように過ぎて行った。
次々と、まるで映画のように変わる外の景色を眺めていると、
いろんなことを思い出す。
たとえば
田舎の空はどこまでも青かったこと、とか……
庭の千両の実が寒そうだったこと、とか……
すると、田舎での毎日も走馬灯のように蘇ってきた。
猫のひたいは狭くて、脳は小さくて
記憶なんか3日ともたないなんて思っていたら大きなまちがいだ。
けっこういろんなことを覚えているし
1年経っても2年経っても忘れていないこともある。
この冬のボクは、帰省の翌日にはお外に散歩に出たことを思い出し
「お庭に出してよ」と、ぷれこに要求した。
いつもは、ぷれこにそそのかされなければ
お庭に出ることなんか忘れていたっていうのにさ。
ビックリしたのは、出たとたんに目に入ってきた雪
けっこう降ってるよ……
雪のせいか、ぷれこの設定が悪かったのか
ずいぶん青い写真になったちゃったけど
寒かったボクのキモチにはぴったりの色だ
いやぁ、冷たそうだなぁ……
あんまり寒くて、戻ろうとしたら
裏口の戸はピッタリ締められてるし……
しばらく見ていても雪はそう簡単にはやまなかった。
この冬は一日おきぐらいに雪が降ったんだ。
たくさん積もるほどじゃなかったけど
その分、寒くて寒くて
身も凍るってこういうことなのかって
よくわかったよ
またひとつ、新しい体験をしたボク・くまきち。
恒例の田舎の思い出『山の国から』シリーズ、はじまりはじまり~
PS ぷれこより
「はじまり、はじまり~」ってあまりにも遅い更新ですが(笑)
09年夏は、結局、続きを書けないまんま冬になっちゃったので
今回は少し頑張ってみようと思います
しばらくくこのネタ、続きます。










