今日は フリーデイ
最近よく言われることの一つに
住み慣れた地域で というのが有りますね
では 認知症の人にとっての 住み慣れた地域(所)って何所なのでしょう
婆の場合は 実家(生まれた所)でしたが
徘徊で 行った所は 嫁ぎ先(爺の実家)です
何所に行くのか?を聞くと
多くは 母親に会いに行くというものでした
今の家は 婆が認知症になってから建てた家です
以前の家は 婆が38歳頃から 45年間住んだ家
徘徊の多くは 実家に行くと言って 嫁ぎ先の家の方角に向かいました
新居になっても それほどの混乱は有りませんでした
徘徊して 一回りして 自宅の前まで来ると 家に帰ってきたと解っていました
今は ロングショウト先が自分の家と理解しています
実父の場合は 50代で新築した家では有りませんでした
幼少期から過ごした くず屋(藁ぶきの家) のようでした
実父の介護には 全く携わって居なかったので
周辺症状については あまり詳しくありませんが
徘徊は 多くあったようです(自分の家ではないという理由で)
婆が元気なころは 地域の方と野菜作りを通じて交流が有りましたが
認知症になってからは 近隣の2~3人の人を除き
交流は途絶えました
家を建て替える時 近隣のお年寄りから 古い家を残すように言われたり
ロングショウトに出すとき 医師やケアマネなどの介護の専門家からは
認知症が進むともいわれました
でも そのようなことは全くありませんでした
認知症の人にとっての 住み慣れた地域(所)・・・・
それは 長年住んだ地域や家などではなく
長年住んでいたから=安住の地とは限りません
特定の人から無視されたり 嫌な感情を持つような仕打ちを受けたりすると
例え それが一人の人であっても 嫌な感情として残り
厄介なことに 嫌な記憶は 忘れないものです
安住の地・・・・
それは 見たことのない景色や 環境 人であっても
嫌な気持ちにならなくって 安心して過ごせるところ・・・・
と 思います
重度の認知症となった 今の婆でも
嫌な人 好ましい人 は 解っています
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